画像:時事通信フォト
15日に放送された「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)。
同番組で人気の女性誌「LDK」の編集風景が公開されました。
しかし、その中に視聴者の怒りを買う一幕が。
「やめてほしい」と視聴者が激怒した、そのワケとは?
日テレ「ヒルナンデス!」で男性差別が連発…「やめてほしい」と主婦が激怒した発言とは?
15日午後に放送された「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)。
この日、同番組で女性誌「LDK」(晋遊舎)の編集の様子が公開されました。
同誌は便利な収納術やスーパーマーケットの注目商品など、婦人向けのライフハック情報を掲載している雑誌。
その掲載内容は「参考になる」と多くの主婦から支持を集めており、高い知名度を誇っています。
今回の放送では、主婦の共感を得るため同誌が取り組んでいる工夫が明らかに。
その工夫の一つだったのが、主婦のモニターを招き意見を募る「座談会」。
しかし、その座談会に参加した主婦の発言が視聴者の怒りを買うことに。
「旦那って楽でいいなって思います。仕事だけすればいいから」、「大人相手の仕事すごくいいな」。
主婦が発した言葉は、夫を強烈になじる発言でした。
さらにこの他にも、「自身の収入を旦那は知らない」、「へそくり率は100%」など男性を貶すような会話が続いたことに、
「同じ主婦だけど、評判を落とすような発言はやめてほしい」
「お互いに感謝の気持ちを持てないのは、どうなんだろうか」
「旦那からしたらあんたらがいなくても生活できるんだって」
などと、同じ年代の女性から批判が殺到する事態に。
また批判の一部は、「この人たちの意見を参考にしている雑誌もいかがなものか」と、座談会を主催した「LDK」へ飛び火していました。
炎上の背景は専業主婦の「マイノリティ」化?
夫への発言で批判が殺到した「ヒルナンデス!」登場の主婦。
その主婦へクレームを投げつけたのは、主婦と同性の女性と思われるネットユーザーでした。
とある人材サービスの調査によれば、若い世代であればあるほど専業主婦の割合は少なく、また特定の仕事についていないことについて「罪悪感がある」と答える割合が多いのだそう。
具体的な数字では、「罪悪感がある」と答えた50代の専業主婦の割合は53%、一方30代以下での割合は29%まで下がっていました。
このことから女性の中でも主婦の意見に賛同する割合が減少し、今回のような批判に繋がったのだと考えられます。
ただ、マイノリティ化しても専業主婦の意見がないがしろにされることはあってはならないこと。
夫の仕事、専業主婦の仕事に優劣などないという認識を拡大していくことが、今回のような発言を根絶していく一歩になることは間違いありません。
(文:有馬翔平)