画像:時事
2日に放送された「ひるおび!」(TBS系列)。
同番組に出演をしたコメンテーター・室井佑月さんの発言が炎上をしております。
室井さんの発言とは、どのようなものだったのでしょうか。
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室井佑月「クラスターを起こした病院は責められるべき」発言が炎上
2日に放送された「ひるおび!」(TBS系列)。
同番組に、コメンテーターの室井佑月さんがリモートで出演をしました。
同番組内では、43人が新型コロナウイルスによって死亡し、クラスター認定されている永寿総合病院(東京・台東区)について特集。
湯浅院長の「発熱や肺炎を起こす患者は珍しくはないが、新型コロナの患者と常に想定しなければならない。当時、こうした認識が十分に浸透していなかった」という発言などを取り上げ、看護師から寄せられた手記を公開し、改めて医療現場の大変さを世間に伝えました。
この永寿総合病院でのクラスターに対し、室井さんは「コロナにかかってきた人たちは、被害者な訳だから責めてはいけないと思う」と前置きをした上で、「だけどこういう美談を出してきて、個人は悪くないよ…病院はやっぱり熱が出た人たちがいるわけだから、こんなにコロナの患者を出しちゃったっていうことは、やはり責められるべきで」と持論を展開。
加えて「病院側や経営者は反省すべきなんだよね。なんかちょっとすり替えっぽく感じる」と痛烈に批判をしました。
しかし、ネット上ではこのコメント受けて、
《医療従事者舐めんな。それだけ。 呆れ過ぎて何も言葉が出ない》
《なんで病院が謝罪しなきゃならんの? それなら昼カラ行ったりマスクしないで歌ってクラスター起こしたやつとか、全員謝罪しなきゃでしょ》
《手記に対して思うところがあるのはわかるが、院内感染を責めるのは違うだろ》
《防護服を抜かりなく身につけ、感染を起こさまいと、リスクに怯えながらも共に医療に従事した同僚や感染という避けることのできない病気にかかった人への侮辱と感じ》
《クラスターが発生した病院は謝罪するのが当たり前だ? 医療関係者を侮辱するのいい加減にしろや》
などの意見が殺到し、炎上する事態になっています。
室井佑月、コロナの気の緩みが炎上につながった?
院内感染やクラスターに対して、「責められるべき」と発言をし炎上してしまった室井佑月さん。
では、そもそもなぜこのような意見を発してしまったのでしょうか。
永寿総合病のクラスターや院内感染が問題視されていたのは、今年3月の話で、新しい生活を取り戻そうとしている現在よりも、もっと新型コロナに対する意識や危機感が高かった時期です。
しかし、そこから4ヶ月ほど経過しており、緊急事態宣言も解除され、新たな日常や生活に戻ろうと日本全体が動いている最中。
コメンテーターであっても若干の気の緩みや医療従事者に対する配慮不足が、このような軽率な発言を招いてしまったのかもしれません。
そうはいうものの、7月2日の時点で東京都は新規感染者が100人を超える見通しであるとのことで、日に日に感染者は増えております。
今一度、危機感や医療従者への配慮を持たなければ、コロナ危機は乗り越えられません。
室井さんも、発言をする前にはそうした配慮が必要だったと思います。
(文:服部慎一)