画像:時事
16日、自身のTwitterを更新したモデルの水原希子さん。
一般人からの水原さんへの指摘に対して、持論を展開し、話題となっています。
水原さんの持論とは、どのようなものだったのでしょうか。
水原希子「私がいつ日本人感を出しましたか?」国籍をめぐるヘイトツイートに対して反論
16日、モデルの水原希子さんが自身のTwitterを更新。
一般人から寄せられたツイートに対して持論を展開しました。
水原さんは、一般人から寄せられた「水原希子、て日本国籍じゃないんだよね? これ以上何かやるなら日本人感を出すのをやめてほしいと思う。毎度、私が日本の女性の代表感出すのが言ってることの是非でなく国籍的に引っかかることしかない。」というツイートを引用する形で反論。
「私がいつ日本人感出しました?日本国籍じゃなかったら何か問題ありますか?」と語気を荒げました。
水原さんは、アメリカ人の父と日本で育った韓国人の母親を持つ米韓のハーフ。
アメリカで生まれたものの、2歳の時に兵庫県神戸市に引っ越してからは、ずっと日本で生活してきました。
「血」という意味では、ルーツは日本にはないものの、日本に20年以上住んでおり、日本語も何不自由なく扱えるため、日本人といっても過言ではありません。
日本の教育を受けてきたからからこそ、「水原希子は日本国籍ではない」という指摘に反論したのでしょう。
私がいつ日本人感出しましたか?日本国籍じゃなかったら何か問題ありますか?29年間、日本で育って、日本で教育を受けてきました。何が問題なのか全く分かりません。 https://t.co/MsemCKFKkv
— Kiko Mizuhara 🌱 水原希子 (@kikoxxx) June 15, 2020
この投稿には、様々な意見が寄せられており、
《この時代にまだ国籍がとか人種がとか、ウダウダいう人がいるのが悲しい》
《心狭い歪んだ人にはウンザリします、だいたい日本人感て何? 日本で育ってんだから》
という水原さんと肯定する意見もあれば、
《名前は日本人感が溢れてる気がしますが…》
《日本で育って日本名を名乗っても、帰化しなければ「日本人」じゃない。》
といった、批判的な意見も散見されました。
水原希子、言いたいことを物申す姿勢に賛否両論
「日本人感」という言葉に敏感に反応した水原希子さん。
水原さんといえば、言いたいことをズバズバ言うキャラクターとして知られ、物怖じしないことでも有名です。
先日、「最も美しい顔ランキング2020(The 100 Most Beautiful Face of Japan)」にノミネートされた水原さん。
しかし、13日に自身のインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)を更新し、苦言を呈しました。
水原さんは、「これ、勝手にノミネートされて勝手にジャッジされている方々にも失礼だし」とした上で、「自分が知らない間にルッキズムの助長に加わってしまっているかもしれないと思うと困る。。」と持論を展開。
ルッキズムとは、外見主義と呼ばれるもので、人を見た目や外見で判断する主義・主張のことです。
「最も美しい顔ランキング」に、勝手にノミネートされてジャッジされていることに違和感を覚えた水原さんは、即座に反応し物申したのでしょう。
「このランキングによって偏った美の概念やステレオタイプな考え方を広めて欲しくない」とつづった水原さんは、「いくら容姿を綺麗にしていても、人に優しくなかったり、意地悪な人は美しいとは言えないと思うのです」と締めくくっていました。
このように、人が言いにくいことでも自分が正しいと思ったら公式の場で発言する水原さん。
賛否両論の声が上がってはおりますが、事なかれ主義として面倒くさい問題に触れないより、議論を活発にするという姿勢は、重要だと思います。
(文:服部慎一)