画像:時事
3日に放送された「踊るさんま!御殿!!」(日本テレビ系列)。
同番組も、新型コロナウイルス感染拡大を受け、出演者のリモートでの出演や、飛沫防止のために出演者のそばにアクリル板を設置するなどの対策が講じられました。
MCの明石家さんまさんの前にもアクリル板が設置されていたのですが、このアクリル板にツバが大量に飛び散り、視聴者から批判が殺到する事態に。
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明石家さんま、飛沫防止のアクリル板に大量のツバが付着…「めっちゃ飛んでて、気持ち悪い」
3日に放送された「踊るさんま!御殿!!」(日本テレビ系列)。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同番組でもMC・明石家さんまさんの周りにはアクリル板が設けられ、出演者同士もアクリル板で仕切られるなどの対策が取られました。
「さぁ、今日もスタジオに4人、えー、リモート出演が6人という形をとって…」と番組冒頭、いつもと違うスタジオ収録について触れたさんまさん。
「アクリル板が(以前は)2枚だったんですね。でもこんな(出演者とさんまさんとの)距離、離れてるやんか。大丈夫やん、アクリル板もう要らんやん」と、アクリル板について苦言を呈します。
また、「『今回、3枚にしました』って…訳わからへんのよね。完全に水族館のさんまやよな」と、アクリル板不要論に触れつつも、最後はしっかりをオチをつけて、スタジオの笑いを誘いました。
飛沫感染防止のために、番組が用意したというアクリル板ですが、番組開始わずか5分で、そのアクリル板にはさんまさんのツバがつく形に。
これを受け、ネット上では
《さんま、めっちゃ唾飛んでて見る気なくした》
《さんまさんの唾がめちゃくちゃ飛んでて、アクリル板にめちゃくちゃ唾がついてて…汚くて気持ち悪くて、チャンネル変えた》
《TVの画面汚れてると思ったら、さんまの前にあるアクリル板についたさんまの唾だった》
《アクリル板に唾が飛んでるの、飛沫防御しないとイケないのが目に見えてわかる》
などの、様々な意見が寄せられました。
以前より、同番組に出演したゲストからは、「前の席に座るとさんまさんのツバが飛んでくる」という指摘があったそうで、その飛沫を可視化した結果となったことは間違いありません。
今まで目に見えなかったものが、アクリル板を通して可視化されることにより、嫌悪感を抱く人が少なからずいるのでしょう。
アクリルパーテーション、飛沫感染防止の効果は?
自身の目の前にあるアクリル板に大量のツバをつけて、マシンガントークを繰り広げた明石家さんまさん。
アクリル板の飛沫感染防止効果はどれくらい期待できるのでしょうか。
そもそも「飛沫」とは、くしゃみや咳などで飛ぶしぶきのことで、感染者であればその中にウイルスも含まれます。
空気中にある飛沫は、基本的に重みで落下してしまうそうで、空気中を漂うことはほぼ考えられませんし、マスクを着用していればある程度は防ぐことができます。
また、アクリル板を設置することにより、そこに飛沫が付着することができれば、人への感染防止には大いに期待が持てます。
もっとも、マスクを着用した上でのアクリル板設置というのが現実的であり、さんまさんのようにマスクを着用せずにツバを飛ばしまくっていた場合、自ずと飛沫感染のリスクは向上します。
アクリル板を設置したから「絶対」という訳ではありませんので、さんまさんの「要らんやろ」という発言は的を得ていません。
必然的に飛沫が発生してしまうトーク番組。
今後も、当面の間は「さんま御殿!!」のようにアクリル板が必須となってくるのでしょうが、視聴者へ飛沫を可視化しないような工夫も必要になってくるのかもしれません。
(文:服部慎一)