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27日に放送された「グッとラック!」(TBS系列)。
同番組にラジバンダリ・西井隆詞さんが、新型コロナウィルスに感染したことで、今もいわれのない「差別」に苦しんでいるとインタビューに答えました。
果たして西井さんに続いている、差別に内容とはどのようなものなのでしょうか。
ラジバンダリ西井「一生つきまとうんじゃ」今も続くしつこい「コロナ差別」を告白
27日朝に放送された「グッとラック!」(TBS系列)。
この日、新型コロナウィルスに感染して入院したお笑い芸人「ラジバンダリ西井」こと西井隆詞さんが取材に答えました。
西井さんは先月7日に入院、その後病状が悪化して一時は集中治療室に入るも症状が回復、先月末に退院となりました。
退院して以降は、新型コロナウィルス感染で体験したことをメディアを通じて広める活動を行っていますが、新型コロナウィルスに感染したことで西井さんは、「差別」とも思える心ない言葉を浴びせられるように。
入院直後からSNSを通じ、「一生エレベーターを使うな」、「PCR検査を無駄づかいをするな」などの罵詈雑言からはじまり、中には「売名行為か?」と西井さんがわざとコロナにかかったと疑う人物も。
そしてSNSを通じての嫌がらせは退院後も続き、今でも「隔離病棟から出てくるな」といったメッセージが送られてくるようです。
「かかってしまった事実はぬぐえない」と、西井さんは感染を省みつつ、「一生つきまとうのか、背負っていかなければ、いけないんじゃないか」と差別が続くことを案じていました。
各地で発生している「コロナ差別」…医療従事者にまで
新型コロナウィルスに感染したことで、差別的発言を受け続けている西井隆詞さん。
現在、西井さんのように新型コロナウィルスに感染した人たちに向けて心無い言葉を浴びせる、「コロナ差別」が各地で発生しています。
三重県では、感染者の自宅の窓ガラスが割られ、そして壁には落書きをされる被害が出ました。
また、差別は感染者だけでなく、医療従事者にまで。
都内の病院に勤務する看護師Aさんは、子供を遊ばせようと公園に連れ出したところ、公園にいた同年代の女性から「病院勤務されてますよね?」と声をかけられたそう。
Aさんが「はい」と答えると、その女性は顔色一つ変えることなく「コロナがうつるのでここにはこ来ないでください」と公園に来ることを拒否されました。
Aさんは泣く泣く子供を連れて自宅に戻りましたが、このようなことが全国で行われているのです。
緊急事態宣言が解除されたとしても、まだ感染するリスクがある今。
差別をする人は、自分が感染した「万が一」を考えて行動しているのでしょうか。
日本のモラルが問われています。
(文:有馬翔平)