画像:時事
17日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系列)。
同番組のコメンテーターでタレント・指原莉乃さんが、新型コロナウィルスの影響で提言された「新しい生活様式」にのっとり、アイドルの「握手会」廃止を訴えました。
しかし、それに対して視聴者からは「おまえが言うな」と、厳しい声が。
なぜ、視聴者は指原さんに辛らつなコメントを投げかけたのでしょうか。
指原莉乃、握手会の『廃止』訴えも…「おまえが言うな」とツッコみの嵐!
17日午前に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系列)。
この日、同番組のコメンテーターでタレント・指原莉乃さんが、アイドル界を代表するイベントである「握手会」の廃止を訴えました。
全国の一部で緊急事態宣言が解除され、自粛生活の終息をほのかに感じさせた先週。
しかし宣言解除後も、営業を再開した店舗では人の密集を避けるため、独自の取り組みが考えられていました。
厚生労働省が発表した「新しい生活様式」が導入されたことで、変わり始めた私たちの生活が番組で取り上げられると、元AKBグループのアイドルだった指原さんは、アイドル業界にも「変革」が必要だとコメント。
「CD、握手会じゃない売り方を当たりまえにしないと」と、これまで当然のように行われていたイベントに疑問符を投げかけたのです。
しかし、この発言に首をかしげたのは、視聴者。
「ちょっと待って。握手会で稼いだ人がそれ言う?」
「冷静になって考えると、握手のためにCDを大量に買わせることって異常じゃない?」
「まさに『おまえが言うな』状態」
とネット上には、指原さんの発言に違和感を覚えた視聴者の辛らつなコメントがズラリと並びました。
指原さんが所属していたAKBグループは、これまでCDに握手会に参加するチケットや、人気投票券を封入する方法を採ってきました。
結果、1人で複数枚買うファンが続出。
たった1人で600枚ほどCDを購入したファンが、扱いに困り山中に廃棄して逮捕されたことも。
その商売方法でアイドルとしての地位を確立した指原さんが背景はどうであれ、CDの売り方に口出しをしたことが視聴者の反感を買ってしまったのでしょう。
指原莉乃、握手会は嫌いだった?過酷すぎる現場を暴露も…
握手会の廃止をほのめかしたことで、辛らつなコメントを浴びる結果になってしまった指原莉乃さん。
過去には過酷な握手会の裏話を暴露することもありました。
昨年出演した「TOKIOカケル」(フジテレビ系列)ではAKBグループ在籍時、握手会の前後に撮影が重なり、メンバー全員が「壊れた状態」だったと告白。
握手会の会場裏では、「もう無理!」と逃げ出そうとするメンバーが現れ、それをスタッフが押さえつけることもあったそう。
卒業して健康になったからこそ「笑い話にできる」と述べた指原さんでしたが、現役メンバー当時は疑問を抱いていたのかもしれません。
嫌いだと、ハッキリ公言するメンバーもいる「握手会」。
指原さんは、この機にファンもアイドルも納得できるイベントを考案したいのではないでしょうか。
握手会も人気投票も、CDが売れてホクホク顔になれるのはレコード会社と運営会社。
視聴者が向けるべき怒りの矛先は、指原さんではなく、その後ろにいる両者なのだと思います。
(文:有馬翔平)