出典:時事
13日に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系列)。
同番組のメインキャスターであるアナウンサー・富川悠太さんの、新型コロナ感染が明らかになってから初めての放送。
番組冒頭で、富川さんの感染を報告しましたが、視聴者からは「説明が足りない」と、批判が殺到して炎上する事態に発展しています。
では一体、同番組はどのように事態を報告し、そしてどのような対応を取れば炎上を回避できたのでしょうか。
報道ステーション「非常に重く受け止める」富川悠太の新型コロナ感染に視聴者激怒!
13日夜に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系列)。
同番組のメインキャスターである富川悠太アナウンサーが、新型コロナウィルスに感染したことが明らかになってから、初めての放送を迎えたこの日。
番組冒頭、富川アナが新型コロナウィルスの陽性反応が出たことについて言及しました。
「すでに伝えられています通り……」と、重苦しい雰囲気の中、始まった富川アナの感染にまつわる説明。
富川アナの感染が判明した日時、濃厚接触したと思われる人々の措置、そして「非常に重く受け止めています」という番組側の考えが、説明の中で述べられました。
しかし、この説明がされると、
「感染経路は?なぜ番組から出た非常事態を『重く受け止める』の一言で済ませようとしているの?」
「いやいや……全然納得できないんだけど」
と、ネット上に同番組を批判するコメントが殺到したのです。
報道ステーション、炎上の原因は「説明不足」!富川悠太アナの出勤を止められなかった?
「報道ステーション」が、富川悠太アナの感染を説明したにもかかわらず、批判が殺到してしまった原因は「説明不足」です。
新型コロナウィルスの感染拡大防止を、呼びかけ続けてきた報道番組。
感染のリスクのある場所、行為などを誰よりも承知していたはずなのに、今回、その報道番組関係者から感染者が出てしまったのです。
そうであれば、今まで報じられてきた事実とは別の経路から感染した可能性も。
国民に真実を伝えることが報道番組の義務ならば、富川アナがどのように感染したのか調査を行い、それを報じなければなりません。
しかし、今回の説明では、一切富川アナの感性経路については報告されなかったのです。
そこに不信感を募らせた視聴者が、批判のコメントを寄せているというのが、炎上の原因だと思われます。
先週、具合の悪い体を押して番組に出演していた富川アナ。
体調不良を報告せずに出演した富川アナ自身、スタッフの体調を管理していなかった番組の体制の甘さなど、説明不足以外にも問題は山積みなのではないでしょうか。
(文:有馬翔平)