お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが性加害の疑惑を報じていた「週刊文春」(文藝春秋)を提訴したことが22日発覚しました。
松本さんはこの裁判が終わるまで、芸能活動を休業すると発表しています。
そこで一つ気になるのは、松本さんの担当弁護士について。一体どのような方が弁護をするのか、詳しく調べてみました。
裁判に集中すると活動休止を発表の松本人志、週刊文春への損害賠償請求額は5億5000万円
22日、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが性加害疑惑を報じていた「週刊文春」の発行元である文藝春秋を提訴したことが明らかになりました。
その請求額はなんと、約5億5000万円!!!
松本さんの所属事務所・吉本興業は「当社所属タレント 松本人志に関するお知らせ当社所属タレント」とし、「松本人志の代理人弁護士より、本日、令和5年12月27日の一部週刊誌報道に関し、訴訟を提起した旨の連絡を受けましたので、お知らせ致します」と発表しました。
「本件につきましては、係争中の案件となりますので、当社にお問い合わせいただきましてもお答えいたしかねます旨、予め申し添えさせていただきます」とした上で、松本さんの代理人によるコメント全文を記載。
「本日、松本人志氏は、株式会社文藝春秋ほか1名に対して、令和5年12月27日発売の週刊文春に掲載された記事(インターネットに掲載されている分も含む)に関し、名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を提起いたしました。今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とし、「関係者の皆様方にはご心配・ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます」と、代理人の八重洲総合法律事務所・田代政弘弁護士名義の文書が掲載されました。
松本人志の担当弁護士・田代政弘とは?
1990年に早稲田大学社会科学部を卒業し、1995年に司法試験に合格。
最高裁判所司法研修所を経て、検察官検事に任官(東京地方検察庁検事)となりました。
そして1998年に検察官となり、甲府地検や証券取引等監視委員会への出向などを経て、2009年4月から2度目の東京地検特捜部に勤務。
2012年6月27日、捜査において容疑者の石川知裕の捜査報告書の虚偽の記載をしたとして、「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」から虚偽公文書作成および行使罪で告発され、不起訴となり、検察官を辞職しました。
その後、2014年からは現在の八重洲総合法律事務所にて勤務されています。
田代弁護士の勝訴確率は?
明確な確率(数値)は出ておらず、わかりませんでした。
しかし同日、実業家のホリエモンこと堀江貴文さんは自身のYouTubeで田代弁護士についてこう話しました。
「どうやらこの担当の弁護士さんは『ヤメ検』らしいんですけど、経歴見たら全然偉くなってないんですよね」
「14年しかいなくて、検察官辞めて企業の弁護士とか顧問弁護士とかなんかそういうのになってる方なんで。実力的にどうなのかな、っていうのはちょっと疑問符がついてるなっていうのは(ある)」
松本さんに向けて「もっと敏腕の弁護士を紹介しますんで。松本さん、もし見てたら言ってください」と呼びかけました。
少し批判的な意見ではありますが、実際のところはどうなのでしょうか…。
弁護士相場っていくらぐらい?
弁護士費用は主に、弁護士に依頼した段階でかかる「着手金」と示談や事件が成功した場合にかかる「報酬金」で構成されています。
着手金は30~60万円程度、報酬金は弁護活動の成果に応じて30~100万円程度が相場となっています。
一般的に、逮捕されている事件や裁判になった事件、犯行を否認している事件では弁護士費用も高額になるようです。
これに加えて、被害者がいる場合では示談金が必要になることがほとんど、また1回あたり数万円の出張費や、1万円程度のコピー代・郵送料等も発生します。
ちなみに弁護士に相談する際は、1時間1万円程度が相場のようです。
このように弁護士費用が高額になるのは、弁護士による事件処理が法律の知識経験に基づくサービスであること、事件の内容に応じてオーダーメードであることによります。
あくまでもここで説明したのは一般的な話なので、松本さんの件でかかる費用はまた別かもしれません。
(文:Quick Timez 編集部)