(※画像はイメージです)
14日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系列)。
激辛対決企画で「辛さに強い人vs辛さは苦手な大食いの『激辛大食い』トントン説」の検証がなされました。
展開されたのは、まさかまさかの辛さがタバスコの10〜20倍はあると言われる強烈なデスソースの“1リットル早消費対決”。
ありえない量の摂取に、視聴者からはその健康を心配する書き込みが殺到します。
一体、どのような放送内容だったのでしょうか。
『水ダウ』、激辛対決企画に阿鼻叫喚
14日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系列)。
激辛対決企画で「辛さに強い人vs辛さは苦手な大食いの『激辛大食い』トントン説」の検証がなされました。
展開されたのは、まさかまさかの辛さがタバスコの10〜20倍はあると言われる強烈なデスソースの“1リットル早消費対決”。
対決内容は「芸人チーム」、「激辛は苦手だけど大食いチーム」、「量は食べられないけど激辛大好きチーム」の3チームで、色々な食べ物に混ぜて構わないのでとにかく早く食べきったチームが価値と言うシンプルなもの。
「大食いではないが辛いものが好き」とのことで、歌手の鈴木亜美さんやタレントの小倉優子さんが笑顔で登場し、初っぱなから飛ばしてデスソースを消費しますがやはり辛いよう。
鈴木さんはお寿司にかけたりパイナップルにかけて消費するものの、涙目で箸が止まります。
他の出演者も、鼻水を垂らしながら「ご飯を入れて(辛さを和らげて)いいですか?」と苦戦しきり。
「体中の粘膜が痛くなってきた」と口の周りが赤く腫れてきたり、「目をつぶると目が痛くならないからいい」とアドバイスして目つぶり作戦で完食を試みるなど、まるで食事ではない様相を呈します。
45分が経過しても、全くデスソースが減らないチームのメンバーは、体中から汗が異常に噴き出すなど地獄絵図。
ついには芸人が激辛ソースを一気飲みし、あまりの辛さに身体が悲鳴を上げたのか収録スタジオ内で倒れ込み、視聴者は騒然。
ありえない量を摂取させる番組に、視聴者からはその健康を心配する書き込みが殺到します。
《水ダウ、激辛チーム無理しすぎやろ。目の充血やら顔色やばいやん》
《水ダウの激辛対決見てると身体が心配になる》
《激辛対決は見てられん。 辛いのが得意だろうが苦手だろうが、過剰摂取は体を壊す。》
など、企画内容を批判し、倒れ込んだ芸人を心配する書き込みや過剰摂取に対する警鐘の書き込みが寄せられました。
辛いものは少量なら健康効果あり!でも大量摂取すると健康被害も
今回、激辛料理企画による壮絶なシーンが放送され、健康被害を心配された出演者らですが、一般的に辛いものを食べると「健康にいい!」という話しを耳にした事のある読者は多い事でしょう。
確かに、辛いものは体内で熱を生成し、発汗作用が高まり新陳代謝が上がります。
身体が温かくなる事で、血の巡りがよくなり冷え性の改善や、脂肪の分解を助けるなどよい事尽くめ。
そうと聞けばそればかり食べたくなるものですが、それは少量を摂取するから得られる効果で、体質改善やダイエット目的に辛いものばかりを大量に摂取すると、胃腸の粘膜を痛め下痢に繋がります。
そればかりか大量のアドレナリンが能から分泌され、心拍数や血圧が上昇。
心臓に負担がかかり、酸素不足による息切れが起きる事も。
激辛料理は爽快感があるため、つい食べ過ぎてしまいがちですが、その爽快感は軽い興奮状態であるといわれています。
今回、番組が提供したデスソースをショットグラスで数杯、飲み干した出演者がいましたが、アドレナリンが出ているために恐れを感じず挑戦できたのでしょう。
また、辛み成分であるカプサイシンは全身の粘膜に作用するため、のどや食道、胃だけでなく消化器系などの粘膜にダメージがかかる事は必至。
番組内で「目が痛くなってきた」と話した出演者もいたように、身体が悲鳴を上げていた事がよく分かります。
また、辛みは味覚ではなく痛覚として脳に伝わるため、痛みの感じ方で激辛料理の得手不得手が分かれているとも言え、決して好物だからという単純なものではありません。
見ているこちらまで冷や汗をかきそうだった今回の放送ですが、出演者らの翌日や翌々日のお手洗い事情だけでなく、末永い健康を願ってやまない放送回となりました。
(文:Quick Timez編集部)