画像:時事
先月、週刊誌によって報道され国会の議論の的となった菅義偉首相の長男による総務省高級官僚接待問題。
接待を受けた人物に名前が挙がっていた山田真貴子内閣広報官が昨日入院したという速報を1日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が報道すると、番組コメンテーターのタレント・石原良純さんが持論を述べました。
石原良純、官僚接待問題をフォローでスタジオ総スカン
1日、先月週刊誌の報道で明らかになった菅義偉首相の長男が総務省高級官僚へ接待した事実を特集した「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。
接待を受けた菅首相の側近、山田真貴子内閣広報官が昨日入院していた速報に番組コメンテーターのタレント・石原良純さんが持論を述べました。
先週、国会に登場し野党議員らから質疑を受けた山田広報官。
体調を崩し入院したという速報が飛び込んでくると「気の毒というと反発が出ますよ。倫理規定、悪いこともしたんじゃないかという人もいますから」と良純さんは前置きを口に。
そして「でも膨大なキャリアの中でこういう事案に関わってしまったということで言えば、このことで自分のキャリアを失ってしまうということであれば非常に残念なんだろうなと思いますね」と、接待問題で経歴を失ってしまった山田報道官へ同情を寄せたのでした。
さらに「ものすごい努力をされて、女性のトップキャリアとなられた方がこういう形になるのは非常に残念ですよね」と改めて擁護する姿勢を取った良純さん。
しかし、この良純さんの持論に同じくコメンテーターの玉川徹氏は「かばうような発言ですけど、僕はそういう話なのかなって思うんですよ」と首を傾げ、農林水産、財務、国土交通各省の課長級、局長級の人物に行った取材を基に「喜々として行ったと思う」と接待という認識があったという根本的な意図を指摘したのでした。
それでも良純さんは「ご子息とお近づきになられて嬉しいと、官僚の方が寄ってくるという感覚は、僕にはわからない」と、最後まで官僚擁護の見解を崩すことはありませんでした。
高級官僚接待問題のフォローに「トンチンカンすぎる」
山田真貴子内閣報道官が入院した速報に対し、「残念に思う」とフォローする発言を口にした石原良純さん。
すると良純さんの発言に、番組を観ていた視聴者は反発。
「二世は二世に甘いな…なんだこの発言」
「非常に残念…これ業者との接待は必要悪みたいに話してるけど、なんなの、これ」
「石原良純いい加減にしなさい。山田広報官が残念って、どうしようもない」
「良純が親の七光りだけのボンボンお坊ちゃまということだけがわかる発言だった。世間とズレすぎている」
「トンチンカンすぎて笑ってしまったねww」
「本当に黙ってほしい。おまえら兄弟は親父のおかげで美味しい思いをしてきただろ。この間だって率先して入院できたことをもう忘れたのか?」
などと、良純さんのコメントを批判する意見が殺到しました。
今年1月、自身の兄が新型コロナウィルスに感染し即刻入院したことに対し「ラッキーだった」と述べて物議をかもした良純さん。
しかし当時の反省は生かされなかったようです。
(文:有馬翔平)