画像:時事通信フォト
先週から医療従事者優先で接種が開始された新型コロナウィルスのワクチン。
国民へのワクチン接種業務を監督するワクチン担当相・河野太郎氏が23日、「スッキリ」(日本テレビ系)に出演し市民の声に対して回答を述べました。
すると河野氏へ番組コメンテーターのフリーアナウンサー・高橋真麻さんがある質問を口に。
その質問に「上から目線すぎ」と視聴者の批判が上がっています。
高橋真麻、コロナワクチンの遅れを河野太郎氏へ質問
23日、先週から医療従事者優先で接種が開始された新型コロナウィルスのワクチンについて特集を放送した「スッキリ」(日本テレビ系)に、ワクチン担当相・河野太郎氏が出演し、市民の声に耳を傾けました。
オリンピック・パラリンピック開催を5か月後に控えて、最新の接種スケジュールを明かした河野氏。
「オリンピック、パラリンピック気にせずに打とうと思ってますので、オリンピックまでに何人というのは申し上げにくい」と回答した河野氏に対し、MCの加藤浩次さんが番組コメンテーターの高橋真麻さんへコメントを求めました。
すると、高橋さんは「街頭インタビューでもありましたけど、どうして日本はワクチンが入ってくるのがこんなに遅かったのかお伺いしたいんですけど」と、話を巻き戻してワクチン接種が他国よりも遅れたことについて河野氏へ質問をぶつけました。
さらに高橋さんは「供給量も他国との争奪戦に負けている気がしてしまって」と、ワクチンの最前線から大きく遅れている雰囲気を笑いながら訪ねたのでした。
高橋さんの疑問について河野氏は「日本は新型コロナ感染症に罹っている人がアメリカ、ヨーロッパと比べると桁が2つくらい少ない。ファイザーが治験を始める時に『まず欧米からやりましょう』となり、日本は治験しても発症する人が少ないから治験に時間がかかった」と説明。
また、供給量については「ファイザーのワクチンはヨーロッパで作っていますけども、EUの外にワクチンを出す場合に承認を取らないといけない」として、飛行機で1便1便輸入する前にEUへ申請を行う「透明化メカニズム」という体制を採択していることまでも明らかに。
しかし、EUからの輸入というのは最善ではないとして上で「日本国内でワクチンを製造できることがベスト」とコメントしました。
河野太郎氏への質問に「上から目線すぎる」
接種スタートから1週間経過した新型コロナウィルスワクチン特集で、スタジオに駆け付けた河野太郎氏に対しワクチン接種が遅れた原因、供給量について質問した高橋真麻さん。
河野氏の回答には「わかりやすい」などと納得のコメントが相次ぎましたが、一方で番組を観ていた視聴者は高橋さんの質問に不快感をあらわに。
「せっかく河野大臣がスタジオに来ているんだからもっとまともな質問せえよ」
「高橋真麻はマジでバカなのか?誰でも知っているようなこと聞いてどうするの?それとも自分の知らないことはみんな聞きたいとでも思ってるのか?自分自身が思っている以上に無知ということを知るべきだわ」
「高橋真麻の質問がくだらなすぎる」
「高橋真麻はいらないな」
「もうワクチン接種が始まったんだから開始遅れたとか聞いても意味なくない?その時間でもっと有意義なこと聞けただろ?」
などと厳しいコメントが寄せられた上、高橋さんが質疑中に笑ったことに「言い方が上から目線すぎる」という指摘までも集まりました。
ワクチン接種が開始になり、国民の注目が今後に向いている現在。
高橋さんの質問は今回の放送に必要だったのか、甚だ疑問ではあります。
(文:有馬翔平)