文:有馬翔平

カズレーザー、森喜朗騒動の問題をズバリ指摘…的を射た一言に「これが全て」と賛同相次ぐ

カズレーザー

画像:時事

連日の失言について国内、諸外国からバッシングを受けた東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長・森喜朗氏が昨日、都内で行った謝罪会見。

しかし世論からさらなる物議をかもしてしまったことを5日の「とくダネ!」(フジテレビ系)が特集すると、番組コメンテーターのメイプル超合金・カズレーザーさんが森氏を巡る騒動にコメントを述べました。

するとカズレーザーさんのコメントに視聴者が反応、「言いたいことを言ってくれた」との支持が広がっています。

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カズレーザー、森喜朗騒動の根本的な問題にメス「破綻している」

5日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長・森喜朗氏が連日の失言を巡るバッシングに謝罪会見を行ったことを「とくダネ!」(フジテレビ系)が特集。

記者との質疑応答の態度がさらなる批判を呼んでいることに番組コメンテーターのメイプル超合金・カズレーザーさんがコメントを述べました。

問題の発端は今月2日、自民党本部での会合に森氏が参加した際にタレントが多く選出されている聖火ランナーに対し「人気タレントは田んぼで走ればいい」という趣旨の発言を口にし、「コロナに関係なくオリンピックはやる」と強硬な姿勢を見せたことでした。

このオリンピック開催に強硬な森氏の態度に愛知・犬山市内を走る予定だったロンドンブーツ1号2号・田村淳さんが反発、聖火ランナーの辞退を申し出たのでした。

「タレントをバカにしている」と批判が渦巻く中、さらに森氏は「女性は競争力が強い」、「女性の数を増やす場合は発言の時間に規制が必要という話がある」と女性蔑視とも受け取ることのできる発言をJOCの臨時評議委員会で発言。

海外メディアが森氏の発言を報じたことで諸外国の女性有識者を中心にバッシングを受けると森氏は急遽謝罪会見を行いましたが、記者からの質問に時折苛立ちを見せ「そういう話は聞きたくない」、「面白おかしくしたいから聞いてるんだろ」などと発言したことから「逆ギレ会見」とさらなる物議をかもすことに。

森氏の会見にコメントを求められたカズレーザーさん。

「こうなることは目に見えていた。記者の人も狙っていたと思うが、本当に思った通りにしゃべってしまう」と非常に短絡的と指摘。

「そういう方をトップに据えた委員会のガバナンス自体が破綻しているんじゃないかな」、「委員の中から辞任を求める声が大々的に上がらないことに理解ができない」と組織委員会の責任についても言及したのでした。

また、IOCが森氏の謝罪会見を受けて「問題は終わった」と事態の収拾を図ったことについても「それもそれでどうなんだって思いますけど」とカズレーザーさんは「待った」をかけ、「明らかにオリンピックの理念に反した発言なのに謝罪したらそれで終わりというのは、IOC側にも矛盾がかなりあると思います」と森氏の発言へ追及を続けるよう声高に叫んでいました。

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カズレーザーの『ガバナンス破綻』発言に拍手…「世代交代できない組織が悪い」

森喜朗氏が昨日行った失言に対する謝罪会見について「委員会のガバナンスが破綻している」と、森氏を辞任する動きがない組織委員会にも非難の声を上げたカズレーザーさん。

するとカズレーザーさんの発言に番組を観ていた視聴者からは賛同の声が。

「カズレーザー、いいぞー」

「カズレーザーを放送作家にした方が視聴率稼げるんじゃない?」

「本当にその通りだと思います。森さんは昔からずっとこんな感じです。」

「カズレーザーのコメントはが全てでしょう。森は総理の時代からこんな人物でしたし、それをトップにまつりあげてもてはやしていた組織のガバナンスが破綻している」

「こんな組織が安全にオリンピックなんてできるわけがない!」

「こんな政治家をトップにしなければいけない時点で日本の組織運営は終わってる。世代交代できない組織が招いた結果だ」

などとコメントが多数寄せられました。

東京五輪開催の是非が迫れている中で発生した森氏の発言を巡る騒動。

しかし一連の騒動は日本の悪習が招いたものであり、全てを解決するには相当な時間を要するようです。

(文:有馬翔平)