画像:時事
新型コロナウィルス感染拡大によって首都圏1都3県だけでなく、大阪府をはじめ7府県にも再発令されることとなった緊急事態宣言。
しかし緊急事態宣言が先に再発令された首都圏では人出が減少しないことに13日の「バイキングMORE」(フジテレビ系)で、議論が紛糾する事態に。
そんな中で、番組コメンテーターのおぎやはぎ・小木博明さんが口にした一言に注目が集まりました。
おぎやはぎ小木博明、政府批判紛糾の出演者に『異議』を訴え
13日、新型コロナウィルス感染拡大によって新たに7府県に再発令される緊急事態宣言を取り上げた「バイキングMORE」(フジテレビ系)で、菅政権へ批判を飛ばす出演者に対し番組コメンテーターのおぎやはぎ・小木博明さんが異議を唱えました。
先週、大阪府などに先んじて緊急事態宣言が再発令された首都圏1都3県の、街中の人出が昨年4月の緊急事態宣言時よりも増加したことについて昨日、東京医師会会長・尾崎治夫氏が「午後8時まで動いていいんじゃないかというメッセージで伝わっている」と政府の発言が間違った方向で受け止められているという発言を紹介した同番組。
尾崎氏のコメントに、「政府が会見を開いた日に済まされる話だった」と番組MCの坂上忍さんは政府の発言力を批判しましたが、するとスタジオの出演者からは「テレビでの発信が大事。政治家の話なんか国民は聞かない」、「人気のタレントやインフルエンサーを政府は使って発信するべき」などと、テレビを利用した情報発信という議論が紛糾する事態になりました。
このスタジオで出演者同士が議論を投げかけ合う様を傍観していた小木さん、坂上さんから話を振られると「今こうやって話してても、人同士で揉めてきて、知事と首相とか誰が覇権争いというわけでもないですけど、本当の敵はコロナなのに、コロナに対して闘っていかなくちゃならないのにそういう時に限って人同士で争っていってる」と、世論を含めて本当の敵を見失いつつある現状に首を傾げたのです。
「ゾンビ映画を見習って、コロナが敵なんだよって自覚しなきゃいけない」と団結を呼びかけた小木さん。
その後、ジャーナリスト・鈴木哲夫氏が「小木さんが言ったことはすごく大事」とフォローし、「笑えない。敵はコロナなのに体制の中でグジャグジャやってるのは違いますよね」と賛同の考えを示しました。
ただ、坂上さんは小木さんのコメントが腑に落ちなかったようで、「哲夫さん無理しないでください!基本的に大したこと言ってないんだから!」と鈴木氏にツッコミを入れ笑いを誘っていました。
坂上忍、小木博明の「敵はコロナ」発言を一蹴し視聴者ブチギレ…「邪魔!」「坂上いらね」
スタジオで紛糾する議論に「敵はコロナ」と意義を唱えた小木博明さん。
しかし、坂上忍さんから「大したことない」と一蹴されると、番組を観ていた視聴者から批判が寄せられる事態に。
「小木さん良いこと言ってたのに、なんで水を差すかなコイツは!」
「坂上は政府批判したいだけだから小木の発言をなくしたいんだろ」
「小木の発言を邪魔する坂上、本当にいらない」
「小木さんが言ってることが正しいと思うが、坂上はわからないのかね?」
「小木が言ったことをふざけてるとでも思ってるのか?ウィルスが敵なのに行政と人が対立することがおかしいのにね」
「坂上!邪魔!」
「今日は小木がマトモでビックリした」
などと、小木さんの発言を支持する一方、坂上さんへ厳しい言葉を投げかけるコメントが殺到したのでした。
毎週、論点からズレた発言をわざと口にする小木さん。
しかしその結果、今回のまともだと思われる発言も相手にされなかったのかもしれません。
(文:有馬翔平)