画像:時事通信フォト
新型コロナウィルスの影響で大手企業で軒並みダウンする見通しであることを報じた14日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)。
有名企業のボーナス事情を紹介する中、コメンテーターとして出演していた社会学者・古市憲寿さんが「非常に聞きにくい」質問を口に。
スタジオに動揺が走った、その質問の内容とは?
古市憲寿、トンデモナイ質問にスタジオ沈黙…焦る出演者に視聴者も驚き「切り込んだ」
14日午前に放送された「とくダネ!」(フジテレビ系)が、大手企業の「冬のボーナス」が新型コロナウィルスによって大幅減少の見通しであることを伝えました。
緊急事態宣言に加え、長期間にわたった外出自粛の影響は飲食業界のみならず、旅行業界、交通各社など幅広い業種に影響を及ぼしました。
さらに現在もなお余波は収まっていないことから、東京ディズニーランドを運営する「オリエンタルランド」では例年の7割減、全日本空輸(ANA)ではボーナスを支給しない方針を固めました。
この事態にコメントを求められた社会学者の古市憲寿さん、「航空会社とか自動車メーカーとか大変なのでしょうね」と経営がひっ迫していることに理解を示しました。
しかし直後、古市さんの口から驚きの一言が飛び出したのです。
「テレビ局はどうなんですか?」
進行を担当していた山崎夕貴アナウンサーに、ボーナス事情を直球で質問した古市さん。
古市さんの質問にスタジオは一瞬動揺、「まだわからないんですけど」と山崎アナを焦燥感をにじませながら番組はテレビCMに入る事態に。
この珍事態に、視聴者も驚きの声が。
「古市さんが切り込んだ!」
「質問にドキっとするゲストとキャスター(笑)」
などと、コメントが寄せられた一方、「他社のボーナス探るなら、自分のところも開示すべき」と指摘も上がっていました。
テレビ局の「冬のボーナス」は?減額の見通し?
結局、テレビ局のボーナス事情は明かされることはなかった14日の「とくダネ!」。
テレビ局のボーナスはどう増額になるのか、それとも減額になるのか、どちらなのでしょう。
一見、新型コロナウィルスの影響でテレビを視聴する人が増加したようにも思えますが、実情は異なるそうです。
「今年、ドラマでは『半沢直樹』が高視聴率を記録するなどテレビ業界全体の視聴率は例年に比べ、高水準にあったと思います。しかし、広告を出す企業が大幅に減少し、視聴率の割りに収益は少ないみたいです」(芸能ライター)
実際、フジテレビは4月から6月の収益は6割を超す減少で、業績不振が際立っていました。
他社の冬のボーナス事情を報じた「とくダネ!」。
しかし、自分の頭の上にも火の粉が降りかかっている状態なのでした。
(文:有馬翔平)