画像:時事通信フォト
15日に第8話が放送されるドラマ「未満警察-ミッドナイトランナー-」(日本テレビ系列)。
最新話では、新章に突入して初めての息をつかせないほど目まぐるしく物語が展開。
一時期は迷走状態だった視聴率も10%弱を維持し、安定的な人気を見せつけるようになりました。
ただその人気の裏で、現実の警察官のイメージがダダ下がりする事態が発生しています。
ドラマ好調に反比例して下がる、警察官のイメージの原因とは?
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ドラマ「未満警察」で神奈川県警の「闇」が露呈?「これはひどい」と視聴者あ然のワケとは?
15日夜に第8話が放送されるドラマ「未満警察-ミッドナイトランナー-」(日本テレビ系列)。
序章が終わり、物語の核心に迫っていく「逆襲編」に突入した同ドラマ。
長谷川京子さんや木下ほうかさんなど、豪華なキャストが演じるキャラクターも続々登場し、一層の盛り上がりを見せています。
「次回が気になる」とファンの期待が膨らんでいる様子も見える中、ただその裏で「サイテー」と評価を落としているものが。
それは、物語の舞台になっている「警察」。
警察官といえば、「小学生のなりたい職業ランキング」上位の人気職業。
さらに、「結婚したい夫の職業ランキング」という女性向けのアンケートでも、自衛隊など類似の職業を押さえて上位に食い込む好評ぶりを見せています。
しかし、ドラマの放送が開始されてから警察官はその評判を落としているのです。
では一体、なぜ警察官が評判を落とす事態になってしまったのでしょうか。
「ドラマでは刑事の中にスパイがいたり、簡単に警察施設で立てこもり事件が発生してしまったり、他色々と警察という機関が悪いように描かれています。さらにその警察官のモデルが『神奈川県警』ということが悪評を相乗させているようなのです」(芸能ライター)
平野紫耀さん、中島健人さんが演じている新米警察官の所属先「神奈川県警」。
この神奈川県警は、「西の兵庫県警、東の神奈川県警」などと揶揄されるほど、不祥事の多い警察で有名なのです。
この現実社会での評判から、「神奈川県警ならやりかねない」と視聴者の反感を買い、ただでさえ悪かった評判をさらに落とすことに。
最新話では、「警視正」と警察官の中でもトップクラスの階級に就く人物が、警察の責任を他人に擦り付けるシーンが放送され、ますます悪評が際立っています。
クライマックスも近い「未満警察」、現実の警察官の不名誉をはねのけることができるのでしょうか。
モデルとなった「神奈川県警」過去の悪行の数々…
ドラマ「未満警察-ミッドナイトランナー-」の放送によって、ただでさえ低かった評判をさらに下げている神奈川県警。
しかし過去、神奈川県警が起こした不祥事の数々に目を向けると、悪評が殺到しても仕方がない、同情の余地のない状態であったと理解できます。
勤務中に制服を着たまま強盗事件を起こしたことも数回、さらには押収した麻薬を悪用し、脅迫事件や強制わいせつ事件などを起こしているのです。
2000年には、あまりの不祥事の多さに、神奈川県内の弁護士が「警察見張番」という機関を設置しました。
しかし、以降も不祥事の数は減らず、今年に入っても1ヶ月に1件のペースで不祥事が発生。
神奈川県警には是非、同ドラマを観て新米警察官のころの純粋な心を取り戻してもらいたいものです。
(文:有馬翔平)