2日に自身のツイッターを更新したミュージシャンの坂本美雨さん。
3月28日に逝去した音楽家で実父の坂本龍一さんの訃報に際し、公式ツイッターに坂本龍一さんの公式ツイッターと所属事務所のツイッターが発表した訃報をリツイートしました。
坂本美雨さん自身が訃報に言及してはいないものの、深い悲しみが伝わっています。
坂本美雨、実父・坂本龍一さんの訃報をリツイート
2日に自身のツイッターを更新したミュージシャンの坂本美雨さん。
3月28日に逝去した音楽家で実父の坂本龍一さんの訃報に際し、美雨さんは公式ツイッターに坂本龍一さんの公式ツイッターと所属事務所のツイッターが発表した訃報に加え、米ニューヨーク・タイムズ電子版音楽ニュースが報じた訃報をリツイートしました。
リツイートされたうちの一つは「January 17 1952-March 28 2023」と記された、グレー地に黒い文字色の画像。
坂本龍一さんの生誕した日と逝去した年月日が指されており、71歳の生涯を終えたことが改めて深く突き刺さります。
坂本さんは2014年に中咽頭癌を公表後、寛解するも転移が認められ2020年に直腸がんと診断。
腫瘍を取り除く大手術が行われましたが、全ての病巣を取り除くことはできず投薬治療を続けていました。
ステージ4の癌であることや自身の健康状態を鑑みて、NHKの番組に出演した際には「ライヴでコンサートをやりきる体力がない」と語っていたことに加え、長年音楽活動を共にしてきた盟友・高橋幸宏さんを1月に失い絶句したコメントを掲載するなど、確実に死に近づく坂本さんを美雨さんは間近で見ていたに違いありません。
フォロワーからは
《日本の音楽界の為に晩年までありがとうございました。ご冥福をお祈り致します。どうぞ安らかに》
《とても悲しいです》
《また時代が変わる》
《沢山の音をありがとう》
《言葉になりません》
などのコメントが寄せられています。
坂本美雨、報道後のラジオ番組は事前録音のため父・坂本龍一の訃報について言及せず
4月2日夜、突然の訃報が世界中を駆け巡り、71歳で生涯を閉じた坂本さんへの深い哀悼の意を捧げる著名人やメディアが殺到しました。
そのような中、未だ深い悲しみの中であることが窺える美雨さんのリツイートは大きな反響を呼ぶものに。
坂本美雨さんは坂本龍一さんの4人いる子どものうちで、3番目の愛娘です。
全員、同じ血は流れていないものの、それぞれが連絡を取り合い4人で集うなど交流があることを明かしており、その不思議ながらも深い信頼関係で結ばれている絆を尊敬の眼差しで見ていると語ったことのある坂本さん。
そんな父親を尊敬していた坂本美雨さんは、坂本さんが亡くなった28日以降、4月1日に、共同通信による3月29日配信となった坂本龍一さんの明治神宮外苑再開発に反対するインタビュー記事のリンクをツイートしています。
3日午前中に放送された坂本美雨さんがナビゲートしている「坂本美雨のディア・フレンズ」(TOKYO FM)内にて、坂本美雨さんが番組内で訃報に言及することはなく、公式ツイッターを確認すると「本日の放送は事前に録音されたもの」と告知文が掲載。
しかし、ゲストとのトークを終え、音楽が流れると余生アナウンサーの声で「『ディア・フレンズ』パーソナリティー、坂本美雨さんのご尊父・音楽家の坂本龍一さんが、先月28日にご逝去されました。謹んでお悔みを申し上げます」と追悼しました。
東京藝術大学の大学院まで進むなど、知的だったことから「教授」の愛称で長年親しまれた坂本さんの訃報は、まだまだ多くの驚きと悲しみをもって波紋が広がり続けています。
(文:Quick Timez編集部)
— ryuichi sakamoto (@ryuichisakamoto) April 2, 2023