9日に自身のツイッターを更新した実業家のひろゆき氏。
氷点下の寒さの中、ジャンパーを着て登校した生徒が教員から「校則」に基づき着てこないよう指導され発熱し学校を欠席した報道を受け、学校側へ皮肉たっぷりに「学校教師は頭が悪い」と苦言を呈しました。
健康よりも校則に重きを置いた対応には批判の声が殺到し、ひろゆき氏のツイートには多くの意見が寄せられました。
ひろゆき「学校教師は頭が悪い」
9日に自身のツイッターを更新した実業家のひろゆき氏。
ひろゆき氏はNHKのウェブニュースを添付し、それによると広島市内の公立中学校で、この冬一番の寒気が流れ込んだ1月25日朝にジャンパーを着て登校した生徒が「校則」に基づいて、着てこないよう教員から指導を受け、生徒はその後発熱し、2月1日まで学校を欠席したこと報じられています。
ひろゆき氏は「決められたルールは子どもの安全や安心のために守る必要がある」との広島市公立中学校側のコメントを引用し、「最低気温マイナス4.2度の日に上着を脱ぐという校則を守らされた中学生が発熱。こうして、学校教師は頭が悪いし、信用出来ないと考える児童が増えるわけです」と皮肉たっぷりに苦言を呈しました。
ツイートは瞬く間に拡散され、コメント欄には
《健康よりも校則なの?》
《体温調節くらい自由にさせて》
《大雪の日は緊急時》
《ルールには目的があるので、ルールを守る事自体が目的になってしまったらダメ》
《校則振りかざす教師の頭の中は大丈夫か? 》
《生徒の体調に関わることは柔軟にやるべき》
《親ガチャならぬ中学ガチャ》
など、様々な意見が書き込まれ、一様に学校側を批判する書き込みとなりました。
「校則」は何のために存在する?
広島市ではこの日、最高気温でさえ3.1度と極寒だったにもかかわらず、ジャンパーを脱がされた男子生徒。
男子生徒は下校する際もジャンパーを着なかったそうで、保護者は「寒い時にジャンパーなどを着るという大人でも子どもでも当たり前のことが認められなかった。ルールがおかしいと認識し、改めてほしい」と話していると報道されています。
この学校の「生徒指導規程」では、寒い時に着用を認めているものとしてセーターやマフラー、手袋などが記載されており、ジャンパーやコートの記載はなく、学校によると認めていないとも。
さらに取材に対し、学校側は「生徒指導規程」について「時代や状況に応じて見直されていくもの」であるとしつつも「決められたルールは子どもの安全や安心のために守る必要がある。現時点では、病気などの個別な理由を除き、認めている防寒着で寒さに対応できると考えている」とのコメントが見られました。
寒さを防寒することは健康や安全を守ることにつながります。
文部科学省では校則の運用について「健康などに関する事項で、細かいところまで規制するような内容は、校則とするのではなく、学校の教育目標として位置付けた取組とすることや児童生徒の主体的な取り組みに任せることで足りる」と記載しています。
さらに「社会通念に照らして合理的と見られる範囲内」との記述もあり、今回のケースは社会通念からは著しく逸脱しておりあまりにも非合理的。
生徒の健康よりも設けられたルールを重視した点はとても看過できるものではありません。
「校則」を免罪符にジャンパーを脱がせ発熱した本末転倒な結果に、教育現場はいったい何を守っているのでしょうか。
広島市公立中学校「決められたルールは子どもの安全や安心のために守る必要がある」
最低気温マイナス4.2度の日に上着を脱ぐという校則を守らされた中学生が発熱。https://t.co/27q5rWVwvv
こうして、学校教師は頭が悪いし、信用出来ないと考える児童が増えるわけです。— ひろゆき (@hirox246) February 8, 2023
(文:Quick Timez編集部)