画像:時事
12月28日に放送された「徹子の部屋」(テレビ朝日系列)。
タレントのタモリさんが出演しました。
2023年がどのような年になるのかを問われ「新しい戦前になる」と発したことからネットをざわつかせました。
年末恒例、タモリが『徹子の部屋』にて「新しい戦前になる」不穏なワードチョイスにネット反応
2022年12月28日に放送された「徹子の部屋」(テレビ朝日系列)。
タレントのタモリさんが出演しました。
タモリさんをゲストに迎え2022年の放送を終える同番組ですが、司会の黒柳徹子さんはタモリさんが終戦から1週間後に生まれたという話からの流れで、2023年がどのような年になるのか問いかけられたタモリさん。
タモリさんは「誰も予想できないですね」としながら「新しい戦前になるんじゃないですかね」と発言しました。
不穏な空気感が漂う昨今の状況の言い得て妙なワードに、
《「新しい戦前」という状況が良いものだとは考えていないのは間違いない》
《いたって真顔だったのがより印象的》
《「新しい戦前」どころかもはや「戦時下」の様相》
《さあ、いよいよ来るぞ、の雰囲気?》
《嫌な時代の予兆を感じる国民は多い》
などの書き込みが見られ、若い世代の心にも直撃したようです。
平和とは次の戦争までの準備期間
今回、2023年を「新しい戦前になる」と淡々と語り、ネットをざわつかせたタモリさん。
2014年に特定秘密の保護に関する法律が施行され、今後はありとあらゆる情報の開示がなされない恐れがあるほか、北朝鮮は日本に向けかつてないペースで弾道ミサイルを発射。
日本の安全は国内外に脅かされ続けています。
タモリさんというと、喜寿を前に今なお現役でレギュラー番組を複数抱え、その知名度や人気から影響力が大きい有名人の1人。
『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系列)、『ブラタモリ』(NHK総合)など、趣味への熱量が高いタモリさんですが、2022年3月に放送された『タモリステーション』(テレビ朝日系列)ではロシアのウクライナ侵攻について、司会でありながらも沈黙を貫きウクライナの平和を願ったことが評判を呼びました。
現代を生きる私たち日本人の多くは、すでに「戦後」生まれ。
国際社会では「平和ボケ」していることを揶揄されつつも、憲法第9条の「戦争の永久放棄」に守られ続けています。
タモリさんの発した「新しい戦前」は、日本人のほぼ誰もが経験していないことが目前に迫っていることであり、その警鐘でしょう。
私たちのごく身近な人間が殺し殺される対象となり、平和な日々が過去のものとはならないよう、戒めとしなければならない言葉に思えてなりません。
(文:Quick Timez編集部)