画像:時事
19日に放送された「M-1グランプリ2021」(テレビ朝日系列)。
今年はお笑いコンビ・錦鯉が優勝。
号泣する錦鯉を前に、審査員を務めたお笑いコンビ・ナイツの塙宣之さんとサンドウィッチマンの富澤たけしさんらは思わずもらい泣きし話題となっています。
『M-1』錦鯉優勝!50代王者・長谷川大号泣でナイツ塙とサンド富澤ももらい泣き
19日に放送された「M-1グランプリ2021」(テレビ朝日系列)。
今年はお笑いコンビ・錦鯉が優勝。
インディアンス、錦鯉、オズワルドの3組が残り、松本人志さんも「こんなに難しい年はなかった」と、僅差だったことを明かしましたが、優勝が決まった瞬間に錦鯉の2人は抱き合い、長谷川雅紀さんは号泣し、その目からは大粒の涙が人目も憚らずに次々と流れます。
審査員が一言ずつコメントを寄せますが、サンドウィッチマンの富澤たけしさんは「賞金で歯、入れてください」と言いながらも、大ベテランの奮闘に目をうるませ、涙で頬が滲んでいます。
続く塙さんも「本当、ごめんなさい。モグライダーが残念でなりません」と、冗談交じりながら、言葉を詰まらせて目頭をおさえるなど、感動を抑えられない様子。
視聴者からは
《芸人は涙を見せるなと言われて育った二人が、堪え切れずに泣いていた…グッときた》
《私は塙と富澤の泣いてるシーンの前に泣いてました》
《関東、非吉本で共に切磋琢磨してきたのを思い出したんだろうなと感じました》
など、その涙にもらい泣きして涙腺が崩壊したという書き込みが殺到しました。
ナイツ塙、涙のワケとは一体!?
同番組翌日、自身のツイッター を更新した塙さん。
もらい泣きしたことについて「最後、三平師匠の事を思い出して、ウルッときちゃいました」と、同日に笑点からの卒業を発表した林家三平さんの名前を出して、涙の訳は「錦鯉の優勝」ではなく「三平さん」であったと強がりを見せます。
同番組は、2008年以降、吉本興業所属芸人の優勝が続いており、2007年のサンドウィッチマン(グレープカンパニー所属)が吉本興業所属芸人以外では「最後の優勝」で、それほどまでに吉本興業の壁は分厚かった様子。
塙さんのコンビ・ナイツもマセキ芸能社所属で、優勝候補にたびたびあげられながらもラストイヤー(当時の出場資格に基づく)に至るまで悲願に届きませんでした。
しかし、今回、実に14年ぶりの吉本興業所属芸人以外の優勝であること、ナイツは錦鯉の渡辺隆さんと同期であることや、下積みが長く苦労を乗り越え成功を掴んだという気持ちに強く共感したのでしょう。
同じ立場で挑戦し続けた錦鯉に対して、様々な思いが混みあげてきた故の涙で、改めて良い大会だと思えた今回。
これからの錦鯉を心から応援したいですね。
(文:Quick Timez編集部)