画像:時事
21日に放送された「ダウンタウンDX」(日本テレビ系列)。
お笑い芸人・COWCOWの多田健二さんが出演しました。
多田さんはSNSの使い方をめぐり、日ごろの鬱憤をはらすべく愚痴を連発。
その的を射た愚痴の内容には、スタジオにいる共演者だけでなく、視聴者からも共感の嵐となりました。
COWCOW多田、SNSの投稿への返し方を指南に視聴者共感
21日に放送された「ダウンタウンDX」(日本テレビ系列)。
お笑い芸人・COWCOWの多田健二さんが出演しました。
多田さんは「SNSには要注意」として、市民権を得て久しいSNSの使い方についての愚痴を話し始めます。
40代前後の方に多いと前置きをした上で「40歳の誕生日を迎えました。すっかりおっさんです!」という書きこみは、「そんな歳には見えない、若く見えますのコメント待ちだから、絶対に書き込んではならない。騙されるな」と警鐘を鳴らします。
他にも「部屋の掃除をしてたらこんな写真が出てきました」と、若かりし頃の写真をアップしたのは、「パッと載せた風に見せているが、選びに選び抜いた選りすぐりの1枚である」と力説。
他にも「暇だから今から質問受け付けます!」という書きこみについては「何様なのか?」と怒り心頭に愚痴が止まりません。
100歩譲って、フォロワー数が100万人いるなら許せるけれど、そうでない人には「何様ですか?」と送ればよいと推奨して、スタジオ内を爆笑させます。
再三再四、「騙されないでください」と訴える多田さんの呼びかけに、視聴者からは
《多田さんのSNS注意報ウケる》
《すげえわかる すげえわかる。大事なことだから2回言った》
《めっっっっっっちゃ同感。「騙されないで」もっと聞きたかった》
《多田くんがゆーてるSNSのやつ全部めちゃくちゃわかる》
など、共感しかないという書きこみが殺到しました。
SNSって何?自分の価値を他人に委ねてしまいがちな現代
今回の多田さんの愚痴は、どれもこれも経験したことのある人ばかりなのか、スタジオにいる共演者からも、寝顔なのに可愛いところをアピールしようと「寝顔とかで『スッピンです〜』みたいなあれでしょ?」のほか、女優さんが衣装でセーラー服着てるのを(若いことアピールとして)SNSでアップしてるの見て「もうキツいかな」と、例えを上げるなど、一様に渋い顔をして「いるわ〜」と深く頷く面々。
近年、SNSが精神衛生上よくない影響を及ぼすことが分かっています。
「いいね」のために、いわゆる「映える」食べ物を購入して撮影、SNSに投稿するも食べずに捨てたり、高価なブランド品を背伸びして買って自慢をしたり。
自身をより美しく見せるための写真加工アプリを駆使している人もたくさんいることでしょう。
今回、多田さんらが話した一例は、どれも「いるいる」と思わせ、実際には珍しくない存在です。
ですが、「いいね」のためだけに自身の身の回りの物や友人を選んだり、訪れる場所を選ぶのは単なる武装に過ぎません。
多田さんたちが言いたかったのは、承認欲求の対象を他者にするのでは無く自己にして自分を表現して欲しいということではないでしょうか。
SNSは本来、友人や遠くにいる家族などの身近な人と気軽にシェアしたり、同じカテゴリの写真を見つけて、自身の世界を広げていくもののはず。
決してマウントを取り合ったりする場所ではありません。
他人から価値を見出すツールに化した今、芸能人もSNSに疲れていることがよくわかった放送回でした。
(文:Quick Timez編集部)