画像:時事
令和という新時代に入り多様性への理解が多く求められる中、注目を浴びているLGBTQ。
セクシャルマイノリティーと呼ばれる人々の苦悩を10日の「あさイチ」(NHK総合)が特集すると、タレント・SHELLYさんがインタビューを行った様子も公開されました。
するとその放送中、SHELLYさんの一言に博多大吉さんが注意を挟むシーンが。
博多大吉、LGBTQ特集で理解訴え「その場その場で変えて」
10日、この日からスタートしたタレント・SHELLYさんによる新コーナー「SHELLYと語ろう」を放送した「あさイチ」(NHK総合)で、博多大吉さんがセクシャルマイノリティーの理解を訴えるシーンがありました。
この日コーナー初回に取り上げた特集は、LGBTQと呼ばれるセクシャルマイノリティーについて。
特集の内科ではSHELLYさんがLGBTQの人々と意見を交わすVTRも公開され、セクシャルマイノリティーへの理解を促進させる映像を観ることができました。
するとその中にはセクシャルマイノリティーの人々が、「アウティング」と呼ばれる第三者によるカミングアウトに恐怖を抱いているということも。
実際過去には、第三者にセクシャルマイノリティーであることをカミングアウトされた結果、偏見や差別が広がって死に追いやられてしまったケースもあることに大吉さんは「歩み寄りを間違えてしまうとすごく傷つけてしまう可能性があるってことですよね」と絶句。
そして、「勝手に全員めっちゃハートが強いみたいなイメージが。メディアの影響なんだろうけどあるから」と自身の認識に対し反省しつつも、「みんながみんな、当たり前ですけどそうじゃないから。一人に対しての対応はその場その場で変えていかなきゃいけないですね」と全体ではなく個人での理解が必要だということを主張したのでした。
「見習いたい」SHELLYへの注意に視聴者注目
LGBTQの特集で、「その場その場で変えていくべき」と個人レベルでの対応を求めた博多大吉さん。
するとセンシティブな話題の中、司会を担当していたSHELLYさんのある発言を注意する事態が。
それはセクシャルマイノリティーの人々が「アウティング」へ恐怖心を抱いているという話題から、互いにベストな関係の築き方という話題に移行した時のこと。
「当事者の方が周りにいたら、どう接して『あげる』のが一番いいのか…」とSHELLYさんが進行すると即座に大吉さんが反応。
「『接してあげる』という言い方もどうかと思いますけど…」と、穏やかな口調でSHELLYさんの表現の仕方に対し訂正を差し込んだのでした。
この瞬時に適切ではない表現を訂正した大吉さんの行動には、多くの視聴者が反応。
「こういう言葉があるから大吉先生のことは嫌いになれない」
「訂正できる大吉さん、素敵すぎるだろ」
「この特集はSHELLYさんと大吉さんがいるから成り立っている。ほかの番組じゃこんな特集絶対できない」
などと、多数の賛辞が送られていました。
昨年放送された性教育特集で、反響を呼んだことから始まったSHELLYさんの新コーナー。
初回の放送は大吉さんの機転もあり、好評価を受けたようです。
(文:有馬翔平)