画像:時事
今週末で十年もの間総合司会を担当した「ZIP!」(日本テレビ系)を卒業し、「バンンキシャ!」へ異動する桝太一アナウンサー。
26日に卒業の瞬間を迎えると、視聴者そして関係者へ感謝のメッセージを送りました。
桝太一、『ZIP』ラストメッセージで涙
26日、この日の放送で「バンンキシャ!」へ異動する桝太一アナウンサーが、十年もの間総合司会を担当してきた「ZIP!」(日本テレビ系)でラストメッセージを発信しました。
東日本大震災が発生した直後に放送が開始された同番組。
「2011年4月のスタート以来、少しでも日本の朝に幸せな気持ちを届けられればと思って、総合司会を務めてまいりました」と、番組終盤に桝アナはコメント。
そして、「テレビの前のみなさん、一日でも『ZIP!』のことを観て笑顔になれた日はあったでしょうか」と問いかけ、「今一人でも頷いている方がいらっしゃるとすれば、私はこの十年間何一つ悔いはありません」とも声を震わせながら口に。
さらに桝アナは視聴者だけではなく、関係者にも「ただ、一人の力では何もできませんでした。これは『ZIP!』に関わったみなさんに文字通りです、一人の例外もなく全てのみなさんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました」と頭を下げました。
長年にわたりMCを担当してきた桝アナ。
最後には「社会の大変な状況というのは現在進行形です。来週から私たちの信頼する水卜麻美アナウンサーが同じように素晴らしい朝を届けてくれると思います。ですから『ZIP!』をこれからもよろしくお願いします」と、来週からMCに就任する水卜アナの話題も欠かしませんでした。
関係者にも配慮したメッセージに「震えた」
視聴者、関係者、番組に関わった全ての人物に感謝を述べ、十年間の出演に幕を降ろした桝太一アナウンサー。
すると、桝アナのラストメッセージに番組を観ていた視聴者は涙腺が崩壊。
「桝さんがウルウル涙をこらえているからこっちまでもウルウルしてきたよ…」
「桝さん10年間本当に『ZIP!』お疲れ様でした。涙をこらえる桝さん、カッコよかったです」
「優しい人のに芯が強い素敵な人。最後までコメントが心にしみました。桝さん今までありがとうございます。これからも応援していきます」
「東日本大震災の直後に始まって、新生活も始まって不安な中聞こえてきたのが桝アナの声でした。今日で毎朝桝アナが見られなくなるのは本当にさみしい。でもこれからも私の朝は『ZIP』です。桝アナの信頼する水卜アナを見守っていきたいと思います」
「『一人の例外なく』って言葉に思わずジーンときた。山口達也さんのように番組を降りなければいけなかった人もいたけど、そういう人たちも含めて『ありがとう』と言ってる気がした。桝アナのメッセージに震えた」
「水卜ちゃんは好きなんだけど、やっぱ『ZIP』は桝アナが似合ってると思ったな。マジで桝ロス始まったわ…」
「一人でも笑顔になれたらという言葉に思わず涙が…。育児で悩んでたころに始まった『ZIP』。ずっと観てました。あのころまだ喋ることもできなかった娘が今年中学生になりました。楽しい朝をいつもありがとうございました」
などと反響が集まりました。
震災後の日本テレビの朝を支えてきた桝アナ。
視聴者のみならず関係者へ気遣いを忘れない姿勢は、長期間多くの人々を笑顔にしてきたようです。
(文:有馬翔平)