画像:時事通信フォト
先週、東京オリンピック開閉会式の演出を担当していた佐々木宏氏のタレントの容姿を用いた演出案に、侮辱があったと批判が巻き起こった騒動。
佐々木氏が演出チームを辞任した事実を特集した21日の「サンデー・ジャポン」(TBS系)で、出演者同士が激しく議論を交わすシーンがありました。
すると、その最中に番組コメンテーターのタレント・藤田ニコルさんがつぶやいた一言に注目が。
藤田ニコル、ブタ差別を行う長谷川ミラへ痛烈な一言
21日、先週佐々木宏氏が考案していた東京オリンピック開会式の演出がタレントを侮辱していると批判を招いた報道について特集を組んだ「サンデー・ジャポン」(TBS系)。
出演者が激しく舌戦を繰り広げる中、番組コメンテーターのタレント・藤田ニコルさんがある一言を口にしました。
渡辺直美さんにブタの格好をさせるという演出案が週刊誌によって報道された佐々木氏。
騒動によって演出チームを辞任しましたが、この騒動に対して「ブタ」という表現は問題ではないという論調のスタジオに、この日出演していたモデル・長谷川ミラさんが「ブタって言われたら誰でもイヤじゃないですか?」と反論しました。
ブタと表現した事実があることを「議論すべき」と主張した長谷川さん、この長谷川さんのコメントに出演者らが反発し、杉村太蔵さんは「じゃあ僕がもしも演出でね、にこるん(藤田さんの愛称)に猫の格好をしてもらいましょうと。そして世界中ににこるんビームを発信してもらいましょうと、そしたらこれは?侮辱的な考えは一切ないんですけども」と、たとえ話を持ち出したのでした。
すると「猫はかわいくないですか?」と、長谷川さんは猫であれば「問題ない」という意見を口に。
しかし、長谷川さんの猫ならいいという考えに、ここまで口を閉ざしてきた藤田さんが「でも、ブタもブタでかわいそうな気がする」とブタは醜態と決めつけている長谷川さんへ反撃したでした。
とっさの一言に「唯一の救い」
ブタは醜く、猫はカワイイという主張を繰り返す長谷川ミラさんに対し、「ブタがかわいそう」とコメントした藤田ニコルさん。
すると、藤田さんの一言に番組を観ていた視聴者が反応。
「藤田ニコルさん『ブタもブタでかわいそうな気がする』それもそーだ」
「藤田ニコル『ブタがかわいそう』突き詰めるとそうなるだろうよ。『猫はかわいくないですか?』突き詰めればブタに失礼だと。ブタだって知的で清潔でかわいらしい動物だよな」
「ブタがかわいそうと、藤田ニコルが言ってくれたのが唯一の救いだった」
「うんうんうん。藤田ニコルさんを猫に例えるのは侮辱じゃない猫はかわいいから。じゃあブタは?ブタはかわいそう。ホントそれなの。今マイクロピッグが可愛いってカフェまでできているし、ブタを醜い動物と決めつけているのはなぜ??」
「藤田ニコルにブタがかわいそうはその通り…あれでスタジオの流れが変わったのはすごいなあ」
「藤田ニコルのブタがかわいそうは真理。ブタに形容された渡辺直美がかわいそうってなるのはブタを『卑下の象徴』と見てるから。『だって猫はかわいいじゃん』とか言ってるのは電通のアホと変わらない」
「長谷川ミラさん『ブタ=容姿侮辱』って思い過ぎてるあなたの方こそ差別意識が根強く残ってるんじゃないの??にこるんが言う通りブタがかわいそう」
などと、藤田さんのコメントに賛同する声が広がったのでした。
現在では猫や犬同様に自宅で飼育する人も増加しているブタ。
侮辱的なのか、愛らしさなのか佐々木氏がどのような意図でブタという演出を考えたのか、そこを議論すべきなのではないでしょうか。
(文:有馬翔平)