画像:時事
3月に入り全国各地で行われている卒業式。
卒業シーズン真っただ中に入ったことで、卒業式に好きな人から記念品をもらったあげた経験があるというアンケートを9日の「ノンストップ!」(フジテレビ系)が特集。
驚きの結果に番組MCのバナナマン・設楽統さんが驚きの声を上げることに。
バナナマン設楽統、第二ボタン文化の視聴者アンケート結果に驚愕
9日、3月に入り全国各地で卒業式が行われていることで視聴者に「卒業式で好きな人に記念品をもらった上げた経験がある?」というアンケートを採った「ノンストップ!」(フジテレビ系)。
昭和時代から続く第二ボタン文化に関するアンケートの結果に、番組MCのバナナマン・設楽統さんが驚きの声を上げました。
この日、好きな人に記念品をもらったことがある、もしくはあげたことがあるというアンケートを出演者と視聴者に向けて質問した同番組。
記念品をあげたことが「ある」と回答をした設楽さんは「中学校の時にボタンあげましたね。もう遠い昔のはなしですね。くださいって言われて」と、ボタンをあげたことを告白。
「全部くださいだったな。袖までなくなって」と、女子生徒にボタン全てを上げてしまったことまで赤裸々に語ると出演者らもビックリ。
周囲の反応に「いやあ、モテたな!」とドヤ顔を披露した設楽さん。
「流行してたんだと思いますよ。なんかもらうのが」と、当時のトレンドだったと分析しましたが、視聴者の投票で「ない」と回答した人物が61%と多数になったことに「ウソ!」と驚愕。
昔の風習という視聴者の意見に、「今最近、そういうのないのかな」と自分の栄光が過去のものになったことへ肩を落としました。
第二ボタン文化消滅か「昔の風習でしょ?」
卒業式に記念品をあげる、またはもらう人の割合が少なかったことについて、動揺を隠せなかった設楽統さん。
すると、設楽さんも驚いたこのアンケート結果に、番組を観ていた視聴者も反応。
「私の学校がブレザーだったからそもそも第二ボタンとかいうものがなかったな。ブレザーのボタンだったら腹の上だし」
「今や卒業式でボタンをもらうは、昔の人の風習でしょ?」
「うちの子が通っている学校は私服なので、何かを渡すという文化はありませんね。服ももちろん、バッグとかも全部私物ですから人にあげるなんて発想がない」
などと、第二ボタンをあげる文化が消滅しつつあることを指摘する声が寄せられました。
そもそも第二ボタンを渡す文化は昭和時代、戦時中に起源があります。
戦地に赴く際、「戦死して二度と会えなくなってしまうかもしれない」と大切な人を想って心臓に近い軍服の第二ボタンを渡していたとされています。
ただ、消滅を指摘する意見の一方、
「私の母校はブレザーだったけど、ボタンの代わりに名札をもらうみたいな風習があったな」
「女子高でしたけど、後輩の女の子にせがまれてスカーフあげました!」
「そういえばボタンじゃなかったけど、ネクタイとかあげてる人いたな。友達は彼女にスクールバッグあげてたし…ボタンはないけど他のものをあげる文化は残ってるんじゃない?」
などと第二ボタンではないにしろ記念品を渡しているという意見も。
形を変えて今でも残る古き良き時代の名残。
本来の意味を失っても、大切な人との別れを惜しむこの風習はいつまでも続いてもらいたいものです。
(文:有馬翔平)