文:Quick Timez 編集部

『ホンマでっか!?TV』、流行に乗った『呪術廻戦』特集にファン嫌悪「複雑な気持ち」

(※画像はイメージです)

3日に放送された「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系列)。

大人気作品「呪術廻戦」(集英社)を特集。

本作品は、大ヒットした「鬼滅の刃」と同じ「週刊少年ジャンプ」に連載されており、鬼滅の刃の次にブームになると言われていますが、作品の根強いファンから、今回の特集はブームに乗っているだけではないのかと邪推され嫌悪感を持たれたようです。

一体、どのような放送内容だったのでしょうか。

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「ホンマでっか!?TV」、「呪術廻戦」を特集にファン嫌悪

3日に放送された「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系列)。

同番組ではこの日、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の大人気作品「呪術廻戦」を特集し、人気キャラクター・五条悟が紹介されました。

「呪術廻戦」は2018年から同誌で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガ。

TBS系列でもテレビアニメとして放送中で、人気を集めています。

強力な“呪物”の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)が呪いを巡る戦いの世界に身を投じることになり…というストーリー。

今回、取り上げられた五条悟は、同作の主人公ではないものの、絶大な人気を誇るキャラクターです。

しかし、元々人気があり既に知名度も高い事から、同作品の根強いファンはわざわざテレビで取り上げられた事に違和感を感じたようで

《鬼滅のブームが過ぎ去った次に特集されるのなんか違う》

《呪術廻戦が番組に出てるの見て鬼滅みたいになっていくのかなって、素直に喜べないって感じ。》

《ただただ流行りに乗ってるだけで内容関係ない感じ(笑) ミュートにしたいくらいなんやけどわたしだけ??笑》

《鬼滅からの呪術廻戦がテレビでゴリ押しされている(ように見える)のは鬼滅が流行りまくったのでテレビが次なるトレンド先取り風に取り上げているのか集英社との癒着があるのか…勘繰ってしまう》

《呪術廻戦がテレビで扱われて、流行って馬鹿騒ぎするようになるんじゃないかとちょっとしんぱいで複雑な気持ち》

《鬼滅が大売れしたからか調子乗って呪術廻戦も最近テレビに取り上げられてるけど、作品やキャラをよく知らずカッコよさや人気さだけで流行りに乗っとけブームとか本当に嫌》

《「鬼滅」ほど分かり易い内容じゃないし、作画もかなり独特。マニアックな要素てんこ盛りな作品なのです。人気を殊更に喧伝し過ぎないで欲しい》

など、同作品を世に紹介したい番組側と呪術ファンとの間に認識の差が生まれた結果となりました。

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「呪術廻戦」、勢い止まらず累計発行部数は既に3600万部突破

2021年3月に刊行された第15巻は発行部数がなんと初版だけで150万部。

シリーズ累計発行部数3600万部(デジタル版含む)を突破することが2日、集英社より発表されました。

1月13日に2000万部、26日に2500万部、2月9日に3000万部を突破したばかりで、約1ヶ月で500万部、2ヶ月で1600万部伸ばすなど、異例の売れ行きが続いている同作品。

テレビアニメ効果で人気が加速しており、この勢いは社会現象化した「鬼滅の刃」以上のペースで発行部数を伸ばしています。

連載を決める会議で、オリジナリティーのあるストーリー、キレのあるセリフ回し、独特のキャラクター造形などが評価され、“編集部が満場一致で連載決定した”というエピソードを持つ連載当初から注目を浴びた作品となっており、それが発行部数にも直結しているなど正真正銘の人気作品。

呪いを巡る戦いの世界へ足を踏み入れるダークファンタジーで、多少クセは強いものの、その魅力はファンならいわずもがなといったところなのでしょう。

今更テレビで人気の秘密について紹介されても、その面白さは発行部数が証明しているため、わざわざ取り上げる必要はなかったのかもしれません。

(文:Quick Timez編集部)