文:有馬翔平

加藤浩次「学ばなきゃいけないことがいっぱいある」8年間続く話題の『手助けのリレー』を絶賛

加藤浩次
画像:時事通信フォト

画像:時事通信フォト

先日、難病で視力を失った男性が市内の小学校に視覚障がい者向けの教材を寄付したことを取り上げた27日の「スッキリ」(日本テレビ系)。

男性が教材を寄付するまでの経緯が明らかになると、番組MCの加藤浩次さんも「本当に素晴らしいね」と絶賛。

また加藤さん以外にもスタジオの出演者や、さらに視聴者の間でも感動が広がり「朝から泣いた」と反響を呼ぶ事態に発展しています。

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加藤浩次、8年間続く『手助けのリレー』に頭を下げる

27日、難病のため視力を失った男性が和歌山市内の小学校に視覚障がい者用の教材を寄付したことを「スッキリ」(日本テレビ系)が紹介。

男性が教材を寄付するまでの経緯に、番組MCの加藤浩次さんが感動するシーンがありました。

和歌山市職員の男性は十数年前、目の難病である「網膜色素変性症」という暗所での視力低下や視野が狭くなる病気のため失明、失明後は職場までバス通勤する生活を余儀なくされました。

ただ、その通勤途中で「バス来たよ」と小学生低学年の声をかけてもらいバスの乗る際のサポートをしてもらったことがきっかけで、女児が小学校を卒業するまでの間毎日手助けをしてもらったのだそう。

さらに、その女児が卒業した後も男性へのサポートは続き、8年もの間手助けのリレーは続いているのだとか。

男性は自身の体験を作文に書き起こし「第11回小さな助け合いの物語賞」に応募、見事大賞に選出されると賞金20万円で視覚障がい者用の教材を購入し、小学校に寄付したのでした。

男性は「通勤が楽しくなりました」と語る一方、中学生になった女児も男性と出会ったことで医療関係の仕事に就職するという目標を見つけ「将来の夢を与えてくれました」と感謝の言葉を述べると、VTRをスタジオで観ていた加藤さんは感心した様子で「すごい、素晴らしいわ」と感想を漏らしました。

「我々も街を歩いていて『大丈夫かな』と思ったりするけれども、声をかけることができなかったり理由付けしてできない部分がある」、「スッとできるのは素晴らしいよね」とコメントすると、ハリセンボン・近藤春菜さんも「人としてどうあるべきか学ばせてもらった」と女児らの行動を絶賛すると、わずかに声を詰まらせ同調。

そして加藤さんは「学ばなきゃいけないことがいっぱいある」と、男性と女児らの行動を見本にする必要を訴え、今回インタビューに応じた関係者に「ありがとうございました」と頭を下げたのでした。

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『手助けのリレー』に反響相次ぐ…「朝から泣かされた」

視力を失った男性と小学生女児の間で続いていた手助けのリレーに、「素晴らしい」と心からの称賛を送った加藤浩次さん。

スタジオも温かいやり取りで感動に包まれる中、番組を観ていた視聴者も同様の感想を抱いたよう。

「なんていい話なんだ…朝から泣いている」

「女の子たちの行動は素晴らしいのは当たり前だけど、男性の方も人からの善意を素直に受けられるってすごいことだよね。お互いに親切な人だったからこんなに心温まる話になったんだと思う」

「泣いた!まさかアホみたいなコロナ交付金の話の後にこんないい話がくると思ってなかったから油断した」

「自分だったら同じ状況の時に声をかけられるかなって考えた。この女の子を見習わなきゃいけないな」

「コロナでギスギスしている世の中だからこういう話が必要だと思う。男性の方も女の子に感謝。あと放送してくれた番組にも感謝」

「情報番組はくだらない政府批判を垂れ流さなくていいんだよ!こういう話をもっと持ってきて!」

などと暗い話題の中の感動エピソードに多くのコメントが集まりました。

新型コロナウィルスの感染拡大、長引く外出自粛…暗い話題が続く今日この頃。

その中で、今回「スッキリ」が紹介したエピソードは視聴者にとってもオアシスのような話題だったに違いありません。

(文:有馬翔平)