画像:時事
新型コロナウィルス感染者が急増している現在、感染予防として必需アイテムのマスクを着用しない割合が増えている状況を伝えた24日の「とくダネ!」(フジテレビ系)。
その放送中、マスクを着用する割合が減少してきたことについて番組MCの小倉智昭アナウンサーが独自の見解を示しました。
しかし小倉アナの発言に多くの視聴者が首を傾げることに。
「だったらマスクすれば?」などと指摘が相次いだ、小倉アナの発言とはどのようなものだったのでしょうか。
小倉智昭「つい忘れる」私生活はマスク『未着用』?マスク着用率の減少に持論を展開する
24日、新型コロナウィルス新規感染者が急増している現在、マスクを着用する人の割合が減少傾向にあることを取り上げた「とくダネ!」(フジテレビ系)で、番組MCの小倉智昭アナウンサーがマスク着用者が減少している原因に独自の見解を示しました。
昨日、外出時、または商業施設入店時でのマスクを着用する人が減少していると明らかになった政府のコロナ対策分科会の発表。
実際、同番組が街頭での取材を試みると、マスクを着用せずに出歩く人たちの姿が。
「外だったらソーシャルディスタンス取れてるからいいかな」、「リモートワークが続いて、マスクしない生活に慣れてしまった」などと取材に応じる人々、この様子に昭和大学客員教授・二木芳人氏も「マスクを着用しない人が95%を下回ると感染者が増加する可能性がある」とWHOが提唱した数字を用いて警鐘を鳴らしました。
二木氏がマスクの性能にかかわらず着用を促す発言を口にする中、小倉アナはマスクを着用しない割合が増加していることについて「我々の仕事ってスタジオでマスク外すじゃないですか。一人の控室でも外しがちだし、自分の車に乗っても自宅でもマスクを外す。つい忘れることがある」と、マスクをしない生活をしているとマスクの存在を忘れてしまうと理解を示したのです。
その後、尾木直樹氏も「なんでもかんでも警戒から学習してきた側面もある」、「もう一つこちらの呼びかけが高いところからできればいいのではないか」と「慣れ」という部分に共感しつつ、危機意識を訴える呼びかけが必要だとコメントしていました。
小倉智昭、マスク未着用論にツッコミの嵐!「リモートに戻せば?」、「危機意識を低下させている」批判殺到
マスク未着用の割合が低下していることについて、「忘れがち」と自身の経験から見解を示した小倉智昭アナウンサー。
すると、小倉アナの発言に番組を観ていた視聴者から厳しい声が。
「最初は小倉だってリモートだったじゃん?それがいつからスタジオ出演に変わってさ…そういうのがコロナ慣れを呼んでいるんじゃないの?」
「ワイドショーのやつらはスタジオでマスク外しているクセに、一般人を悪く言っている。胸くそが悪い」
「自分らがマスクすればいいのでは?」
「自分らも忘れたなんて言ってるから危機意識が上がらないんだろ」
「メディアの役割を果たせ」
などと、呼びかけを行うはずのメディア側の人間が、マスクを「忘れがち」とコメントしたことについて批判が殺到しました。
今週に入って各医療団体が相次いで会見を開き、「限界」と医療現場の危機的状況を訴えている現在。
メディアの危機意識も今一度、入れ替えるタイミングなのではないでしょうか。
(文:有馬翔平)