文:服部慎一

『霜降りバラエティー』、お酒でベロベロとなる企画に視聴者らも絶句…「放送事故レベル」「狂ってる」

霜降り明星

画像:時事通信フォト

15日深夜に放送された「霜降りバラエティー」(テレビ朝日系列)。

同番組ではこの日、「酔芸」と呼ばれる、お酒をベロベロまで飲むという企画が放送されましたが、あまりの放送内容に、視聴者らも困惑していたようです。

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「霜降りバラエティー」、お酒でベロベロとなる企画に視聴者らも絶句…「放送事故レベル」「狂ってる」

15日深夜に放送された「霜降りバラエティー」(テレビ朝日系列)。

この日の放送では、「今夜はクリスマス特別企画 酔芸」と題し、芸人がベロベロの状態までお酒を飲み、酔えば酔うほど面白くなるかを検証する企画が放送されました。

同番組は、お笑い第7世代の筆頭である「霜降り明星」の2人が様々な企画に挑戦をするバラエティ番組で、深夜に放送されているということもあり、攻めたギリギリの企画があることでも知られています。

今回、お酒を飲みながらの「酔芸」を披露することになったのは、大の酒好きとして知られる芸人たち。

ナダルさん(コロコロチキチキペッパーズ)、ヒコロヒーさん、薄幸さん(納言)、酒井さん(ザ・マミィ)、ゆめっちさん(3時のヒロイン)に加え、霜降り明星・せいやさんがスタジオで実際にお酒を飲みながら、様々な企画に挑戦しました。

霜降り明星の粗品さんは一切お酒を飲まず、ツッコミながら番組を仕切るという立ち位置に。

酔う前と酔った後で、モノマネやモノボケ、ギャグなどを行い、その面白さを検証していきました。

全員がお酒好きということで、開始からハイペースで飲み続け、水商売に従事しているというヒコロヒーさんは、ウイスキーボトル一本を開けるという飲みっぷり。

そんな中、ナダルさんはイモ焼酎を飲みすぎたのか、開始早々からベロベロの状態となっており、わけのわからない発言をしたり、しまいには床に寝転んで下半身を露出する場面も。

さらに酒が進んでいくと、各々が好き勝手スタジオで暴れだすという展開となり、冷静にツッコミを入れていた粗品さんが番組終盤「見事に企画大失敗となりました。お酒は程々にしてください」とし、番組をシメていました。

このカオスすぎる放送内容に、番組の視聴者からは

《今回の霜バラ、狂いすぎててヤバイ》

《下ネタとかめっちゃ多かったし、冷静に考えてよくこんな企画通ったよな》

《霜降りバラエティカオスすぎて草》

《これ本当に地上波で流して大丈夫なんですかね??》

《これ以上見たら頭おかしくなるバラエティでした》

《放送事故レベル。近年稀にみるカオス回だったわ》

といった意見が寄せられました。

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「飲酒番組」がブーム?地上波でも着実に増えている

今回、ベロベロになってからの芸人の様子を放送した「霜降りバラエティー」。

お酒は基本的にオフの日に楽しむ嗜好品であることを踏まえると、バラエティ番組などで出演者が飲むという行為は、仕事中にお酒を飲んでいることになるため、敬遠されがちであります。

一方で、昨今ではYouTubeなどの台頭により、お酒を飲みながら画面に映るというのが一般化されてきており、規制もそこまで厳しいワケではありません。

古くは、2003年より放送されている「吉田類の酒場放浪記」(BS-TBS)などがお酒をメインに扱っているテレビ番組として知られていますが、地上波ではないため、知る人ぞ知る番組という印象。

しかしながら、2014年に「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」(日本テレビ系列)の「朝までハシゴの旅」が開始されたことを筆頭に、「ダウンタウンなう」(フジテレビ系列)では「本音でハシゴ酒」のコーナーが、松岡昌宏さんや博多大吉さんらが出演する「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京)が放送開始されるなど、地上波での名物企画にお酒を飲むという行為が徐々に浸透してきています。

もちろん、上記の番組では「霜降りバラエティー」のようにベロベロとなることはありませんが、それでもお酒が入ることによって出演者が饒舌となったり、普段聞けないようなディープな話などを引き出せるために、人気となっています。

コンプライアンスの観点からも、飲酒が伴う番組は企画としてギリギリのことなのかもしれませんが、嗜む程度であれば積極的に取り入れてもいいのかもしれません。

(文:服部慎一)