画像:時事
年収300万円未満の未婚男女の7割が恋愛に消極的だという特集を組んだ「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。
この放送で、番組コメンテーターであるタレント・石原良純さんが口にしたコメントに注目が集まりました。
「ムカつく」と視聴者の怒りを買った、良純さんのコメントとは一体?
石原良純「真面目になった」若者の年収と恋愛の関連に一言…未婚率の上昇に『優先順位の低下』を示唆
7日、恋愛の意欲度と年収の低さが関連していることについて取り上げた「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、番組コメンテーターであるタレント・石原良純さんがコメントを口にしました。
現在、未婚で交際相手がいないという男女が92年の調査に比べて激増しているようで、その原因を年収にあるとした同番組。
実際、年収300万円未満の層は男女ともに8割前後が「恋愛に興味がない」と回答、取材でも「交際すると趣味にお金をかける余裕がない」、「経済面などの余裕がなく自信がない」と恋愛への消極的な若者の姿が目立ちました。
この年収の低さが恋愛観に直結しているという現象に、良純さんが反応。
「色々できることが増えて全部やりたい、全部にお金がかかる。選択肢がいっぱいある中で、異性交遊のプライオリティが下がったのではないか」と、恋愛に消極的なのではなく、恋愛の優先順位が下がったという見解を示しました。
さらに、「有名になれば恋愛に積極的になるかもしれない」と取材に応えたお笑い芸人に対しても、「以前は女性に養ってもらって一流になるのが普通だった」、「真面目になった。みんな段取りを踏むようになったのかな」と一昔前に比べると、収入面を気にする人物が増加したことにも言及しました。
石原良純の、収入へのコメントに視聴者悲鳴…「なんかムカつく」、「ズレている」批判殺到
年収の低さが未婚率を上げている要因だということに、自身の考えを表した石原良純さん。
しかし、この良純さんのコメントに、番組を観ていた視聴者からは反論が。
「あれもこれもどころか、やりたいことをやる選択肢さえないのが現実。石原家のお坊ちゃまに年収300以下の暮らしなんて理解できない」
父は元東京都知事の石原慎太郎氏、叔父は昭和を代表するスター・石原裕次郎氏とエリートの家系で育った良純さん。
年収300万円未満では趣味に講じる余裕もないという声が上がり、そこから、
「良純だけには収入のことを言われたくない」
「良純に苦労を語られるとなんかムカつく」
と、批判を呼び、厳しい言葉相次いで寄せられることに。
高まる若者の「○○離れ」。
恋愛だけでなく、それらと若者の年収の関連を見ることも大切なのではないでしょうか。
(文:有馬翔平)