画像:時事通信フォト
新型コロナウィルスの感染者が過去最多を記録した東京都の小池百合子都知事の会見を中継した「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(TBS系)。
その会見途中、壮絶なヤジを飛ばす記者が映りこむアクシデントが。
「なんだ今の!」と視聴者が騒然とした、そのワケとは一体?
TBS「ゴゴスマ」、小池百合子氏の会見でハプニング…アリエナイ光景にコメント相次ぐ「ヤバイ」
20日、新型コロナウィルスの新規感染者が500人を超え過去最多を記録した東京都の小池百合子都知事が会見を開き、「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(TBS系)が会見の様子を中継しました。
するとその会見の終盤、目を疑うような光景が。
罰則付きの条例案など会場から及んだ質問に、「現在進行している新型コロナについて慎重に当たっていく」と当たり障りのないコメントで会見を締めくくった小池氏。
退出しようと壇上から降りるとどこからともなく、「GoToトラベルはどうするんですか?」、「感染者数増えてじゃないですか?」、「総理の言いなりですか?」など不鮮明な口調でヤジが投げつけられたのです。
同番組の生中継にしっかり映りこんでしまったヤジに、視聴者はあ然。
「なんだ今の!」
「やばいのがいたな」
「気持ち悪い記者がいる。何か叫んでんだか」
「出禁にしろよ頭おかしいだろ!」
などと、ヤジを飛ばした記者へ厳しいコメントが並びました。
一方、ヤジを投げられた小池都知事は何も反応を示さず、そのまま会場を後にしました。
記者の質疑応答で炎上…安倍晋三前総理の時も
中継に映りこんだ記者に批判が集まった「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」。
記者が政治家へ向けて質疑応答を投げかけることは多々見られる光景ですが、その内容がバッシングされるということはあまり例を見ません。
しかし最近、今回同様に記者に批判が殺到した事態がありました。
それは今年8月、安倍晋三前首相が体調不良のため辞職を表明した際のこと。
首相官邸で開かれた会見で、某通信会社の記者が「今日はプロンプター(原稿が浮かび上がる機器のこと)は使わないんですね」と安倍氏に質問をすると、これに会見の中継を観ていた視聴者が激怒。
「あまりにもバカにした質問」、「失礼すぎる」といったバッシングが相次ぎました。
インターネットの発達により、一層中継を目にする機会も多くなった昨今。
質疑応答に参加する記者のマナーというものが、必要になっているのかもしれません。
(文:有馬翔平)