画像:時事
漫画家・ヤマザキマリさんが9日、「あさイチ」(NHK総合)のプレミアムトークに登場、生い立ちや人生観について口を開きました。
すると、ヤマザキさんの独特な感性にテレビの前から離れなくなる視聴者が続出。
さらに、今話題のあのタレントとの共演を望む声まで。
「あさイチ」出演ヤマザキマリ、ぶっ飛んだ人生観に反響続々…半沢直樹出演俳優とも共演希望の声も
9日午前放送の「あさイチ」(NHK総合)に漫画家・ヤマザキマリさんが登場、これまでの経歴や人生観について口を開きました。
幼少期から豪快な母の元で育ったヤマザキさん、17歳時にはそんな母の勧めで高校を中退、単身イタリアへ渡るという誰も経験したことがないような破天荒な経験をされてきましたが、ヤマザキさんが海外でも物怖じせず生活を送れた背景には1つの考えがあったのだそう。
「言語は通じなくても、同じ大気圏内の生き物」
ヤマザキさんの考えは国籍、人種という括りではなく、地球という惑星レベルの基準からくるもの。
しかし、さらにその思考の元をたどっていくと、ヤマザキさんの「昆虫好き」という部分が影響していることが明らかになったのです。
昆虫と意思疎通を図れないことと海外でコミュニケーションが上手く取れないこと、この2つの本質は同じだからこそ、海外でも生活ができたのだとか。
すると、ヤマザキさんの世界を俯瞰する思考に、多くの視聴者が舌を巻きました。
「ヤマザキマリさんの言葉に感動する」
「今日のあさイチは面白いし、タメになる」
「この枠にあてはまらない考えはいいね!こういう風に生きてみたい」
などと、ヤマザキさんの人生観に称賛が集まり、テレビに映るヤマザキさんから目が離せなくなる視聴者が続出しました。
また、昆虫好きということで、同じくNHKで「カマキリ先生」として活躍する俳優・香川照之さんとのコラボレーションを望む期待も膨らんでいました。
発想の転換で生まれた名作
ヤマザキマリさんの言葉に多くの反響が相次ぎましたが、ヤマザキさんの代表作といえば俳優・阿部寛さんら豪華メンバーで撮影された「テルマエ・ロマエ」が有名。
ただ、この人気コミックスもヤマザキさん独自の発想から生まれたものなのだそう。
元々、古代ローマには大衆浴場の文化があったにもかかわらず現代のイタリアに風呂文化が残っていないことに違和感を覚えたヤマザキさん、さらにイタリア人の夫から「日本の風呂はおかしい」と笑われたことで、「古代ローマ人なら風呂の良さを理解するはず」という発想に至り、「テルマエ・ロマエ」が誕生したのです。
視野の広い考え、これこそが創作の原動力なのでしょう。
(文:有馬翔平)