画像:時事
10日放送された「クローズアップ現代+」(NHK)。
新型コロナウイルスの影響で、売り上げが大幅減というどん底にある飲食業に取材をし、危機に打ち勝つ戦略などが特集されました。
しかし、放送を見た視聴者からは「パワハラじゃん」「不愉快」といった意見が相次ぐ結果に。
NHK・クロ現、たこ焼き店社長の恫喝まがいのパワハラが炎上…「不愉快すぎる」
10日放送された「クローズアップ現代+」(NHK)。
この日の放送では、新型コロナウイルスの影響で、売り上げが大幅減というどん底にある飲食業に取材をし、危機に打ち勝つ戦略などが特集されました。
放送の中、大阪にある社員87人のたこ焼きチェーン店を取材した同番組。
ここ数年インバウンドの波に乗って売り上げを伸ばしてきた同店ですが、今年の売り上げは去年の3割程度に落ち込んでしまっているそう。
同店の社長いわく、今はなんとか踏ん張り、会社を存続させる時だと考える一方、逆境を乗り越えた先のことを見据え、この機会に社員にあえて試練を与え、それに立ち向かうことで成長してほしいと考えているのだとか。
「『どんなピンチが来ても、しっかりとこの街と共に生き残っていくで』という心のタフさを、会社の従業員に持ってほしい」とした社長。
「ちょっと厳しいテストを出している」と話し、それをクリアしていけばなんとかやっていけるのだと、力強いコメントを残しました。
番組では、社長から直々に新商品の開発を託された、入社5年目の女性社員に密着。
タコを使用した釜飯を開発しているのだとか。
できるだけ短い調理期間で仕上げることに加え、タコの出汁を引き立てるお米の炊き方に苦労している女性社員。
0から1を作る作業が初めての経験であるとのことで、「家に帰る途中も会社に行く途中も歩きながら考えている」と思い詰めている様子。
試食会が行われましたが、まだまだ商品化には程遠いことを指摘されます。
さらに、お客さんに提供する体制が整っていないことを受け、社長が激怒。
「お料理学校ごっこをやってるんじゃない」と一喝すると、「カメラ止めていいですか?」と様子が激変。
「ど素人か?」「何年やっとんねん?」と恫喝まがいのセリフを発し、女性社員は涙を流してしまいました。
これには視聴者からも、
《クロ現のたこ焼き屋さん、見ててすごく辛い気持ちになって、まだモヤモヤが残ってる》
《こういう物言いしかできないやつは語彙力と自信がないんだろな》
《時代に合わない企業が淘汰されていく様がよくわかる内容だった》
《ブラック企業すぎるだろ》
《かなりヤバい。パワハラというか恫喝してないか?》
といった意見が寄せられ、批判が殺到しています。
パワハラを受けた女性社員、タコ釜飯の行方は?
「ど素人か?」「何年やっとんねん?」と厳しいセリフを言われ、涙を流してしまった女性社員。
放送の中で彼女は「何のための仕事なのか?」と何度も自問自答しておりました。
「自分の情熱が足りなかったな」ともう一回気合を入れ直すとし、「自分の軸の情熱は欠かさないで仕事をしたい」と抱負を語りました。
その後、再びタコ釜飯の試食会が開催されたのですが、そこで社長から見事に合格をもらい、はれて主力商品としてメニューに並ぶことが決定しました。
「何か壁があったとしても、乗り越えていきたい」と今後について語った女性社員。
最後は社長も「すごくよく頑張ったと思います。」と褒めており、「やっぱり人作り、強く生き抜く人作り」が大切だと語っていました。
(文:服部慎一)