画像:時事
9日に放送された「news zero」(日本テレビ系列)。
同番組に、自民党総裁選の候補者、石破茂氏、菅義偉氏、岸田文雄氏の3人が生出演をし、討論を繰り広げました。
しかし、視聴者は御三方の話よりも、とあることが気になっていた様子です。
日テレ「news zero」、効果音がうるさすぎて批判の声…「全然話が入ってこない」「不快な音やめて」
9日に放送された「news zero」(日本テレビ系列)。
この日の放送は、自民党総裁選の候補者、石破茂氏、菅義偉氏、岸田文雄氏の3人が一同に介し、生討論を繰り広げました。
同番組の有働由美子キャスターが、「収入のギャップ」、「子育てのギャップ」、「デジタルのギャップ」の3本柱を軸に、質問を投げかけていきます。
生放送という時間の関係上、有働キャスターは「ご意見たくさん伺いたいので、失礼ながら一つのお答えに30秒以内でお願いします。30秒でチャイムが鳴ります。僭越ながら結論を先に、説明を後でお話しいただければと思います」と前置きし、討論がスタート。
すると、それぞれの質問になんとか30秒以内でまとめようと話し出す候補者の面々。
しかし、30秒で説明をするというのはあまりにも酷な話で、無情にも時間切れとなってしまい、チャイムが鳴る場面がしばし訪れていました。
このチャイムですが、思いのほか音量が大きく、候補者それぞれの話にかぶって聞こえづらくなる場面も。
これには視聴者からも、
《心臓に悪いSE流さないでくれー》
《ちょくちょく出る効果音って何?》
《こりゃ日テレ怒られるな。音うるさすぎだろ》
《このチャララーン!って音大き過ぎてうるさいな》
《効果音は要らんわ。話が聴きにくい》
《不快な音だな〜。もっと工夫できたでしょ》
との意見が寄せられ、政策などが分かりにくなってしまうという印象を受けた模様です。
生放送での討論 「報道ステーション」はどう対応した?
大きなチャイムの効果音によって、候補者の討論を遮ってしまった「news zero」。
夜のニュース番組には同番組と同様に、候補者が生出演するケースも多く、先日は「報道ステーション」(テレビ朝日系列)に3人が出演していました。
報ステもnews zero同様、生放送であるがゆえに30秒という時間制限を設けておりましたが、チャイムという制度は用いておらず、手元にあるモニターにカウントが出るというシステムを採用していました。
もちろん、30秒を過ぎても答弁をするケースも見受けられましたが、キャスターの進行などによって上手く尺を調節し、視聴者には不快な思いをさせずに放送は終了しました。
生放送での尺の調整は難しいとは思いますが、チャイムという音によって話の腰を折らない様な工夫が必要だったのかもしれません。
(文:服部慎一)