画像:時事通信フォト
25日に放送された「スッキリ」(日本テレビ系列)。
同番組MCである極楽とんぼ・加藤浩次さんが、昨日発表された東京・世田谷区の新型コロナウィルスの対策について、不満をあらわにしました。
視聴者も「賛成です」と、絶賛した加藤さんの発言とは?
加藤浩次、世田谷区の「無駄遣い」にガチギレ?「意味ある?」と首を傾げ続けたこととは?
25日午前に放送された「スッキリ」(日本テレビ系列)。
この日、同番組MCの極楽とんぼ・加藤浩次さんが、世田谷区が発表した新型コロナウィルス感染拡大対策について終始、不満をあらわに。
昨日、世田谷区が発表したのは、区内で勤務する介護事業者、保育士全員のべ2万人にPCR検査を実施するということ。
およそ4億円の公費を使用し、来月中旬から開始、10月からは1日に1000件もの検査ができるように民間企業に委託をするとのことでした。
介護事業、保育園からは安心の声も上がる中、この報道を取り上げると「意味あるのかな?」と加藤さんは終始、納得のできていない様子。
加藤さんが腑に落ちない部分、それは「効果の有効性」という点でした。
世田谷区の発表によると、のべ2万人の検査は一度ではなく長い時間をかけて行われます。
その期間の中で、陰性だった人が陽性になる可能性もあることを加藤さんは不安視しているのでした。
また、PCR検査を受ける対象者の中には、世田谷区以外から通勤している人もおり、その人たちを検査することで「世田谷区の封じ込め対策」になるのか、疑問を抱いている様子。
「意味あるのかな?」
様々な点から、税金を費やして検査を実施することに疑問を呈した加藤さん。
すると、番組を観ていた視聴者からは、加藤さんの意見に賛成する声が。
「加藤さんの言う通りだわ」
「その通りだよ!全員に検査しても意味無いって」
などと、加藤さんと同意見だという視聴者のコメントが多数寄せられました。
この日、スタジオに出演していた日本感染症学会の専門医も「WHOが積極的なPCR検査を推奨している」としながらも、「推奨しているのは陽性と疑わしい患者であって、無症状の人を検査するべき現状ではない」と世田谷区の対策に首を傾げました。
加藤さんが覚えた違和感、それは専門的にも正しいことなのかもしれません。
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世田谷区の方針に疑問を投げかけた加藤浩次さん。
その意見に共感する視聴者の声が多数集まりましたが、一方で加藤さんの意見に反対する声も少なくはありませんでした。
中には、「世田谷区民でもないのに」と、そもそも加藤さんが疑問を投げつける資格を問う批判も。
ではなぜ、加藤さんはこの問題に終始、不満を感じていたのでしょうか。
それは、加藤さんが「世田谷区民」である可能性が高いからです。
この日のニュースで、東京・駒沢オリンピック公園付近で、花火を楽しむ人々の様子が映像で流れると、加藤さんは「この間、犬の散歩してたら見かけた」と、近所に住んでいることをほのめかすことを口にしたのです。
同公園は世田谷区にある公園、そのため加藤さんも世田谷区に住んでいる可能性が高いと思われます。
すると、今回の疑問は、キャスターとしてタレントとしてという以前に、「イチ世田谷区民」として対策に疑問を抱いたのだと思われます。
イチ区民としての声だからこそ、視聴者の共感を得られたのでしょう。
(文:有馬翔平)