画像:時事通信フォト
3日に放送された「スッキリ」(日本テレビ系列)。
この日、中国から突然送られてくる「謎の種」事件について取り上げた同番組。
しかし、その報道の仕方に視聴者から疑問の声が上がる事態になっています。
視聴者が不思議に思った、その放送の内容とは?
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日テレ「スッキリ」は中国の「スパイ」なのか?中途半端な「謎の種」事件の放送に視聴者騒然「陰謀かも」
3日午前に放送された「スッキリ」(日本テレビ系列)。
この日、同番組で現在SNS上で話題になっている「謎の種」事件が取り上げられましたが、その放送内容に視聴者から疑問の声が上がっています。
「謎の種」事件とは、東京や神奈川、また北海道在住の方に、中国から得体の知れない植物の種が突然送られてくるというもの。
一体なぜ、中国から種子が送られてくるのでしょうか。
同番組の調査によれば、種子を送り付けている業者の狙いは、通信販売サイトでの評価を上げることだと言います。
勝手に商品を送り付けて購入者になりすまし、品物の評価を上げることで購入を促進する「ブラッシング詐欺」とも呼ばれる手口、しかし同番組では「実害はない」として、早々にこの話題を切り上げてしまったのです。
すると、不自然な放送の仕方に視聴者から疑問の声が。
「それだけ?種を植えるなとか注意喚起しないの?」
「CM明けたらいきなり終わっちゃった……」
などと、中途半端に終わってしまった放送に戸惑う様子の視聴者。
そして、この中途半端さから「もしかして陰謀?」と、番組の中国政府への忖度を疑う意見が挙がったのです。
謎の種、植えるとどうなる?対処の仕方は?
全国に拡大しつつある「謎の種」事件、その対策などをキチンと説明しなかったことで「スッキリ」に批判が寄せられています。
この「謎の種」事件は日本のみならず、アメリカなど世界各地でも発生しています。
同番組では得体のしれない種子についてタマネギやピーマンだと解釈をしていましたが、実際に植えてしまった家庭の例では、「ジャイアント・ホグウィード」という植物だったとの報告が。
この植物はロシア原産の植物で、巨大な葉を生い茂らしますが最も注目すべき特徴は「樹液」。
樹液が皮膚に付着すると水ぶくれなのような湿疹ができ、ヤケドのような激痛が走るのだとか。
危険な植物かもしれない「謎の種、」では実際種が送られてきた場合はどのように対処した方がいいのでしょうか。
農林水産省では現在、得体の知れない種が送られてきた場合、「植物防疫所」へ連絡をするようホームページに掲載しています。
もし自宅に種子が送られてきた場合は、同所に一報を入れるべきでしょう。
そして、種を植えないのはもちろん、素手で触らないなど、とにかく梱包が出すことを控えた方が良いのかもしれません。
(文:有馬翔平)