画像:時事
4日に放送された「じっくり聞いタロウ」(テレビ東京系列)。
同番組に出演した平成ノブシコブシ・吉村崇さんが、芸人人生で初めて「オンエアしないでくれ」とスタッフに頼み込んだコントが再放送されました。
吉村さんはそのコントの影響で、今でも「あるもの」が怖いのだそう。
吉村さんにトラウマを刻み付けたコントとはどのようなものだったのでしょうか。
ノブコブ吉村「絶対にオンエアしないで!」トラウマになった放送事故スレスレのコントが再放送
4日深夜に放送された「じっくり聞いタロウ」(テレビ東京系列)。
この日、同番組に出演した平成ノブシコブシ・吉村崇さんが、同番組スタッフに「オンエアしないでほしい」と頼み込んだコントが再放送されました。
放送の冒頭、上機嫌に登場した吉村さん。
しかし、MCであるネプチューン・名倉潤さんに、「笑ってられるのは今だけやぞ」と釘を刺されると、途端に血の気が引いた顔に。
吉村さんが恐怖心を抱いているのは、以前に同局で放送されたとあるコントでした。
それは路線バスを模したセットの中で、吉村さんが通常ではあり得ない車内アナウンスに次々とツッコミを入れていくというものでしたが、スタッフも共演者も誰一人として笑わずダダ滑りしたのです。
当時の撮影を「本当にひどかった」と振り返る吉村さん。
よほど面白くなかったのか、現場にいた音声スタッフが明らかにつまらそうな態度をしており、それを見て吉村さんは声のボリュームを上げたそう。
それでも、場の空気を変えることはできず、そのまま収録の終わりを迎えたのでした。
「初めて『オンエアしないでほしい』って頼んだ。『人生が変わるかもしれないから』って」
スタッフに頼み込んだものの、放送されてしまった伝説のコント。
そして、件のコントが再放送されると、他の出演者もその出来に苦い表情を浮かべていました。
吉村さんは、このバスのコントがきっかけになって今でもバスに乗れないでいることを告白。
破天荒キャラで芸能界を生きてきた吉村さん。
しかし、失敗は水に流すことができないでいるようです。
吉村崇以外にも…収録でパニックになった芸人たち
バスのコントで全く受けなかったことで、トラウマを抱えている吉村崇さん。
お笑い芸人にとっては、テレビの前にいる視聴者に受けてもらうことは何より大事のようですが、ただそれ以上に現場のスタッフに受けてもらわないといけないという「プレッシャー」を感じることがあるそう。
以前、2018年にM-1グランプリを受賞した霜降り明星・せいやさんも、あるバラエティ番組の収録でパニックに陥ったことを告白。
それは、「IPPONグランプリ」(フジテレビ系列)でのこと。
お題に合わせた爆笑回答を競い合う、この大喜利番組に出場したせいやさんでしたが、周囲のベテラン芸人の回答が面白すぎて、収録の途中でパニックを起こしてしまいました。
完全に戦意喪失したせいやさん、結局M-1優勝者として乗り込んだ番組でしたが、良いところもなく終わってしまったでした。
現在、新型コロナウィルスの影響で観覧者がいない状態でバラエティ番組の収録が行われています。
テレビを観ていると観覧者の笑い声がなく、大すべりを起こす芸人が続出していますが、その内心ものすごく焦っているのかもしれません。
リモート収録は、芸人の自尊心にも影響を与えているようです。
(文:有馬翔平)