文:Quick Timez 編集部

現役アイドル・pippi、全身の毛が抜け落ちる『汎発性脱毛症』を告白…前向きな姿勢に「勇気もらいました」

(※画像はイメージです)

4日に放送された「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系列)。

同番組にゲストで出演したアイドルグループ・エレクトリックリボンのpippiさんが、ある重大な病気を告白し、話題になりました。

pippiさんの病気とは、どのようなものだったのでしょうか。

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pippi、全身脱毛症の恐怖と向き合った想いを告白!同じ症状の視聴者から「勇気もらいました」との声

4日に放送された「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系列)。

同番組に今回ゲストとしてリモート出演したのは、アイドルグループ・エレクトリックリボンのpippiさん。

同番組では、今回pippiさんを襲った深刻な病気について、報道されました。

pippiさんは2年半ほど前に、後ろ髪に500円玉くらいの円形脱毛症ができたとのこと。

この時は自然に治ると思い放置していると、また別の箇所にも円形脱毛症が生じてしまったようです。

皮膚科にかかるも原因不明と言われ、pippiさんはアイドル活動によるストレスが原因だ、と予想しました。

塗り薬を塗っても治る兆しが見えず、さらに悪化する一方。

医者からより強力な治療法として、液体窒素による頭皮の刺激を促すことを行なうも目立った改善は見られず。

病気が発症してから、8ヶ月目に手で髪をとぐだけで、髪が抜けてしまうという衝撃の事件が発生します。

数日後、タオルで髪をふくと髪の毛の大半が、抜き落ちてしまうという事態に。

当時を振り返り、pippiさんは

「衝撃でしたね。鏡を見たくなかったし。家から出たくなくなっていたし、何もかもが嫌になった。これから先どうしたらいいんだろうと落ち込みました。」

と、辛く落ち込んだ過去を告白。

その後、脱毛症専門の医師がいる大学病院で、「汎発性脱毛症」と診断されます。

この病気に改善の事例のあるステロイド注射を、pippiさんは通院のたびに頭に数十カ所注射するも、改善は見込めませんでした。

発症10ヶ月後に、pippiさんの全身の毛が抜け落ちてしまったようです。

この事実から1ヶ月経った時に、pippiさんに心境の変化がおとずれ、

「逆にツルツルな自分を好きになろうと思った」

と、自分を受け入れ、ファンにも本当の姿をブログで公開。

この投稿を見たウィッグ会社と、pippiさんはなんと専属モデル契約を結ぶことになりました。

番組の最後にpippiさんは、同じように病気で苦しむ方に向けて、

「めちゃくちゃ苦しんでいる人は、本当に苦しんでいると思います。でも、髪の毛がないだけで他に何も変わりはないので、同じ症状の人が行きやすくなったらいいなと思います」

と、メッセージを送りました。

この投稿を見たファンは、

「pippiさんのことを初めて知り、勇気をもらえました。現在自分も同じ症状で諦めかけていたので、前向きに頑張ろうと思えました」

「心が強すぎて泣きそうになりました」

「pippiさんを観て髪がなくても、こんなに輝いている人がいると勇気でた」

と、pippiさんと同じ病気で悩む方から、勇気をもらったとのコメントが殺到しました。

 

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「汎発性脱毛症」とは?難病指定がされておらず、治療法も見つかっていない現状

全身脱毛症の病気により、pippiさんは髪を失ってしまいます。

そんなpippiさんを襲った病気は「汎発性脱毛症」というもので、円形脱毛症の中で一番重度と認定されており、全身の毛が抜け落ちる病気。

こちらの病気の原因は、はっきりわかっていないものの、アトピーの体質や、遺伝的な原因によるものが大きいと言われています。

また「汎発性脱毛症」は難病指定はされていないものの、効果的な治療法が見つかっていないため、難病に指定し効果的な治療法を確立すべく、署名運動が行なわれているとのこと。

pippiさんが治療法として実施しているステロイド注射の値段とは、いったいいくらいかかるのでしょうか。

ステロイド注射は保険適用範囲内であり、3割負担で1回の注射が400円程度とのこと。

そのため、pippiさんが数十カ所に注射をしていたと語っていたため、1万円弱の治療費がかかっているのだ、と思われます。

「汎発性脱毛症」は、pippiさんのように長期的に通院することになるケースが多いため、医療費の負担が、どうしても増してしまいす。

全身脱毛症により、髪を失ってしまったpippiさん。

同番組の放送で、同じ症状を抱える方々にpippiさんが勇気を与えた、と思います。

この病気で苦しむ人が少しでも減るために、難病指定がされ、効果的な治療法が見つかるのを祈るばかりです。

(文:M.K)