文:服部慎一

『ひるおび!』出演の福本容子、赤ちゃんへのフェイスシールドに対し「気持ち悪いですね」と発言し炎上

画像:時事

19日に放送された、「ひるおび!」(TBS系列)。

同番組にリモート出演したジャーナリスト・福本容子さんが、新生児につけるフェイスシールドをめぐり、「気持ちが悪い」と発言し、炎上しています。

福本さんの発言とは一体どのようなものだったのでしょうか。

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福本容子「気持ちが悪いですよね」新生児のフェイスシールドをめぐる発言で、炎上

19日に放送された、「ひるおび!」(TBS系列)。

この日の放送も、新型コロナウイルス関連の特集が組まれ、生放送の枠ほとんどの時間をそれに費やしました。

同番組では、コロナ対策としてスタジオから最小限の人数で番組が放送され、コメンテーターなどはリモートでの出演。

その中には、ジャーナリスト・福本容子さんの姿も。

福本さんは、マサチューセッツ工科大学で政治学修士課程を修了した秀才で、現在では、毎日新聞論説委員を務める方。

放送では、新型コロナウイルスと共存するため、人々に求めらている「新しい生活様式」の話題に。

新しい生活様式を実践する上で、マスクやフェイスシールド、消毒液は欠かせないとした上で、様々な企業が生産に乗り出していることを報じました。

産婦人科では新生児用のフェイスシールドが配られているそうで、生まれたばかりの新生児は免疫力が弱く、フェイスシールドをつけることで飛沫感染を防げると、同番組は紹介。

MCのホンジャマカ・恵俊彰さんから「今、生まれてくる赤ちゃん、フェイスシールドをしなければいけないんですね〜」と話を振られた福本さん。

「まぁね、その方が安心っていうのはあるんでしょうけど…でも、新しい生活様式で誰でも彼でもこれやって街歩いていたら…。ちょっとなんか未来の映画SFかなんか見てるみたいで、ちょっと『気持ちが悪い』って言ったら、いけないんですかね?なんか不気味ですよね〜」とコメント。

医療従事者や対面での接客業の方は仕方ないとした上で、今後増えうるであろう、一般の方のフェイスシールドについては、「一般人でフェイスシールドをつける人が増えるのは、怖い気もしますね」と持論を展開しました。

しかし、この発言を受けてネット上では炎上する事態に。

《フェースシールドに「気持ち悪い」?どれだけみんなが知恵を寄せ合って頑張ってると思ってんの?》

《お母さんとして、赤ちゃんをコロナからどう守るか必死ですよ?》

《なんとか感染を防ごうと色々と考え、工夫して作られた赤ちゃん用のフェイスシールド見て「気持ち悪い」って…》

《見た目よりも命の方が大事だろ》

《福本容子さんの発言、本当に腹立つ!》

などの意見が多数寄せられました。

コロナといかにして共生するかを考えるため、多くの企業が工夫を凝らしてフェイスシールドなどを制作している中、「気持ち悪い」と発言することは、関係各所への配慮にかけた発言だったと言わざるを得ません。

 

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フェイスシールドで飛沫感染は防げる?

新生児用のフェイスシールドに対し「気持ち悪い」と発言して炎上してしまった、福本容子さん。

では、フェイスシールドで飛沫感染は防げるのでしょうか?

そもそも、フェイスシールドとは顔全体をプラスチックなどの素材で覆うもので、主に目の粘膜に飛沫によってウイルスが付着するのを防ぐ効果があります。

マスクと併用することで、感染するリスクはフェイスシールドをしない時よりも高くなるため、感染拡大の防止にはある一定の効果が期待されます。

もちろん、ウイルスなどが付くおそれのある外側の表面を触らないという注意点や、使用後はアルコールなどでしっかりと除菌をするなどの対策を講じる必要がありますが、専門家も推奨するアイテムであるだけに、今後、フェイスシールドを着用して外出する人は増えることでしょう。

新生児に対しても有効で、免疫力が低い事から飛沫感染を防ぐという利点のほかに、フェイスシールドは透明である事から、口元や表情などが見え、体調などを読み取りやすくなるというメリットも。

コロナと共存していく上で、欠かせない存在になりつつあるフェイスシールド。

今は受け入れられず「気持ち悪い」と拒絶している福本さんも、政治に詳しいジャーナリストであれば、いち早く「新しい生活様式」に慣れる必要があったのではないでしょうか。

(文:服部慎一)