出典:時事通信フォト
12日、安倍晋三首相が広報用Twitterを更新。
現在、SNSで流行している俳優・星野源さん発案の「うちで踊ろう」の、コラボレーション動画を投稿しました。
しかし、これに批判が殺到。
13日になると、星野さん自身から安倍首相とのコラボレーションを否定する発言が飛び出し、さらに注目を集めています。
星野さんの否定的な発言が、なぜここまで波紋を呼んでいるのでしょうか。
星野源「一切ありません」安倍晋三との関係を否定!
12日朝、安倍晋三首相が広報用のアカウントを更新。
SNSを中心に流行している、俳優・星野源さん発案の「うちで踊ろう」との、コラボレーション動画を更新しました。
企画「うちで踊ろう」とは、星野さんがギターを片手に歌う動画に合わせて、コーラスやダンスをするというもの。
これまでにも様々なアーティストが賛同し、動画を投稿してきました。
しかし、安倍首相が動画を投稿すると、
「こんな状況の時にのん気すぎる!」
「国民には色々押しつけたくせに、自分はコーヒーを飲んでくつろぐのか」
と、批判が殺到。
批判がやまない中、安倍首相が動画を投稿してから1日経過した13日、「うちで踊ろう」発案者の星野源さんが口を開いたのです。
「様々な動画をアップしてくださっている沢山の皆様と同じように、僕自身にも所属事務所にも、事前連絡や確認は、事後を含めて一切ありません」
それは、安倍首相と自身が、一切関係ないことを表明するような発言。
するとこの発言以降、「よく言った!」と星野さんを称賛する声と、「首相を悪く言うのは良くない」と星野さんを批判する声が上がったのでした。
星野源は安倍晋三がお嫌い?唯一突き放した相手?
安部信三首相の動画にリアクションをし、賛否両論を巻き起こしてしまった星野源さん。
星野さんの発言を賛成する人は、星野さんは「政治とは無関係」だと宣言したと解釈し、一方で星野さんを批判する人は、「政府を批判しろという圧力を作ってしまった」と解釈をしています。
では、星野さんの真意はどこにあるのでしょうか。
発端となった「うちで踊ろう」は、これまでアーティストやスポーツ選手など、たくさんの著名人が参加してきました。
そのたくさんの著名人によって投稿されてきた動画を、星野さんはただ無反応に見過ごすのではなく、「ありがとう」とメッセージを添えて1つ1つの動画にお礼を述べてきました。
しかし、安倍首相の時は、お礼ではなく上述のようなメッセージ。
これでは、星野さんが反政府の意思を示したと思われても、おかしくないでしょう。
もし、星野さんが、ただ炎上している安倍首相とは無関係と主張したかったのであれば、静観を貫くべきでした。
まさに、「触らぬ神に祟りなし」という言葉を痛感する出来事になってしまいました。
(文:有馬翔平)