「怒涛の英語力と個人指導」でお馴染みの、首都圏を中心に展開している学習塾・「みすず学苑」。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本政府が緊急事態宣言を発出し、「休止を要請する施設」に学習塾もあげられるなど、多方面に影響が出ている中、「みすず学苑」はこの状況でも通常通りの営業をするそうです。
一体、どの様な理由だったのでしょうか?
『緊急事態宣言』でも通常通り営業?みすず学苑、衝撃の宣言とは?
安倍総理大臣は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止し、国民の安全を守るために緊急事態宣言を発令しました。
これに伴い、大学や学習塾、自動車教習所などの教育施設や、キャバレー、ナイトクラブ、ダンスホール、バー、ネットカフェ、漫画喫茶、映画館などの娯楽施設、さらにはデパートやショッピングモールなどの商業施設も日用品売り場を除いては、「休業要請」が出される事態に。
安倍総理大臣は、海外の様な強制力のある「ロックダウン(都市封鎖)」はないと強調したものの、いずれも切迫した状況であることから、さらなる外出自粛の要請や休業要請をし、国民の安全を第一に考えていると、記者会見を通じてメッセージを残しました。
多くの企業や、飲食店などが休業を余儀なくされ、学校も休校延長となるなど、影響は多方面に出ており、学習塾にとってもそれは例外ではありません。
「休止を要請する施設」として、国から指定された学習塾では、駿台予備校、河合塾、代々木ゼミナールなどの大手予備校が、次々と休業を発表。
オンラインの授業を開始するなど、在宅でも授業が受けられる工夫をしている中、強気な発言を見せたのが「みすず学苑」。
同学習塾は、株式会社ミスズが運営する学習施設で、「怒濤の英語と個人指導」をモットーに、東京、埼玉、神奈川、千葉を中心に、10校ほどを展開しております。
緊急事態宣言が発令されると、みすず学苑は、すかさずホームページ上に「政府の非常事態宣言が出ても、 みすず学苑は通常通り。その理由(わけ)は?」というタイトルの記事を公開。
みすず学苑はウイルス対策を徹底的にしているとした上で、今後も、通常通りの授業と運営を行うことを宣言しました。
みすず学苑のウイルス対策は大丈夫?通常営業に疑問の声も
みすず学苑のホームページによれば、2月の中旬よりウイルス対策を徹底的に行っており、次亜塩素酸水の噴霧機を設置したり、こまめな換気や手洗い・うがい、アルコール殺菌消毒なども徹底しているとのこと。
「みすずに来た方が体調がいい、調子がいい」という生徒や講師のエピソードも紹介され、ウイルス対策が万全で、安心して授業ができることをアピールしました。
政府が発した緊急事態宣言における「休業要請」には法的拘束力はなく、基本的に休業や営業継続などは、個別の判断に委ねられます。
しかしながら、大手学習塾が次々と休業を発表する中での、通常営業の続行に、
「みすず学苑流石にコロナ流行ってもうちは大丈夫!とか言って強行すんのヤバすぎる」
「みすず学苑ってCMが奇妙な所と言う印象しかなかったんだけど、こんな宗教めいた感じだったの?」
「コロナの対応が怒涛すぎて、怖い」
など、ネット上では通常営業に疑問の声が上がっております。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、人との接触を8割減らすことが重要であるとしている日本政府。
そのため外出の自粛要請が出され、企業にも休業要請が出されました。
あくまで「要請」であり、強制力や拘束力はないのですが、「3密」を避けるためにも、みすず学苑は通常営業を見直した方がいいのかもしれません。
(文:服部慎一)