1月18日に放送された「あちこちオードリー」(テレビ東京系列)。
ウエストランドの井口浩之さんが出演し、自身が学んできた芸能界が生きやすくなる教訓について語りました。
ウエストランド井口、YouTubeをはじめるお笑い芸人に苦言
1月18日に放送された「あちこちオードリー」(テレビ東京系列)。
2022年のM-1グランプリの覇者「ウエストランド」の井口浩之さんが出演し、自身が提唱する芸能界が生きやすくなる教訓を語りました。
井口さんが発表した教訓は「芸人として結果が出る前にYouTubeでバズったら危険」というものでした。
この教訓が発表されるとすぐさまオードリーの2人が共に驚きの声を上げて「そうなの? 」と尋ねると、井口さんは「例えばラジオ形式のトークやネタを上げるのはいい」と発言。
「あるあるネタや企画をやるときに芸人ということを言わずにやる人も結構いる」と続けました。
「芸人って言わなかった方がバズりやすかったりする」、「お笑い芸人だと『なんだ芸人のくせに』と言われるけど、よく分からない人がやったら『スゴい面白いこの人』みたいになって結構火がついたりする」とのことで、スタジオ一同驚愕。
ただやはり芸人と言わずにYouTubeやTikTokでバズると、「どうしてもそれのイメージになっちゃって、そこからネタやってると『でも、こいつお金持ってるもんな』って若手のライブでも見られちゃうし、YouTubeで好きになった人は『YouTubeの人なのに何やってんの?』みたいにもなって結構ネタがウケなくなってきたりする」と、始める弊害についても話していました。
他にも同業者であるチョコレートプラネットさんを例に挙げ、「チョコプラさんのYouTubeめちゃくちゃ面白くて今見たら芸人のチョコプラさんがやってるって思いますけど、あれをもし芸人としてなにも評価されてない人がやってたらYouTuberの人だなって、ネタが違う風に見えちゃう可能性もある」と、視聴者の見方についても言及。
井口さんは「有名になりたい、ネタでこれからも生きていきたい、テレビに出たいなら安易にYouTube頑張りすぎない方がいい」と、持論を展開した上で「どうなりたいのかを忘れないようにしないとどんどん目が碁石みたいになってくる」と、芸人と言及せずにバズってしまった人たちの変わりようについて語り笑いを誘っていました。
伊集院光、ウエストランド井口にアドバイス「売れたとこから弱いものイジメになる」
芸人としての在り方や売れ方についての教訓を発表した井口さんですが、先輩である伊集院さんから毒舌系の芸風である井口さんへ核心をつくお話がありました。
事の発端は井口さんの「いつ、誰が売れるか分からないから雑にイジらない方がいい」という教訓から。
話に共感した若林さんから「噛みつき系のニューカマーが出てきたときに5年後落とし前つけさすと思っても、3年後くらいに芸能界を知ってマイナーチェンジされると、落とし前つけさすタイミングを逃す」という話が飛び出し、それを受けて伊集院さんから井口さんへのアドバイスが語られました。
「井口君とか嚙みつき系が気をつけなきゃいけないのは、噛みつき系・毒舌系は売れたとこから地獄で、売れたとこから弱いものイジメになる」と、立場による第三者の受け取り方の違いについて言及。
「井口君、M-1獲っちゃったじゃん。優勝した井口君は親しみをもってイジってても『あいつ優勝した立場からイジってんじゃん』になるから、嚙みつき系は早めにギアチェンジを考えないと憧れてた売れてる人になるのが難しい気がする」と、持論を展開しスタジオから納得や同意の声があがりました。
それを受けて井口さんは「R-1グランプリ」(フジテレビ系列)で優勝したお見送り芸人しんいちさんを例に挙げスタジオ一同は爆笑。
最後にテロップで「※この数日後 優勝しました」と表示されこの教訓は締めくくられました。
今後どのような活躍をしていくのか、そして今回の教訓がどのように活きていくのかとても楽しみです。
(文:Quick Timez編集部)