画像:時事
18日に放送された漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2022」(テレビ朝日系列)。
結成14年目のウエストランドが2022年の覇者となりました。
ツッコミの井口浩之さんの怒涛の「悪口漫才」が功を奏し優勝となりましたが、相方である河本太さんへの態度の悪さを指摘する辛辣な声が殺到しています。
M-1覇者ウエストランド・井口浩之、相方への態度の悪さが物議
18日に放送された漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2022」(テレビ朝日系列)。
結成14年目のウエストランドが2022年の覇者となりました。
ウエストランドが勝負に選んだのは「悪口漫才」でネタの内容は「ある、なしクイズ」を改良したもの。
ボケの河本太さんが「ユーチューバーにはあるけど、タレントにはない」などお題を振り、ツッコミの井口浩之さんが答えていきます。
井口さんは「(ユーチューバーは)出てきたときはいけ好かない連中だなって思って、でもこれはこれで認めなきゃなっていう風潮になるけど、やっぱりウザい。再生数に取りつかれておかしくなっている」など言いたい放題。
世間で多くの人々が内心思っていることを、絶妙なラインで口撃し続けます。
ファーストステージ、最終決戦ともに同パターンで戦い、さまざまな方面へ毒を吐きまくりました。
そんな「悪口漫才」を審査員たちは大絶賛。
松本人志さん(ダウンタウン)は「キャラクターとテクニックがあれば毒舌漫才も受け入れられる」、富澤たけしさん(サンドウィッチマン)は「このネタで笑っている人は共犯」とコメント。
時代に逆行しているとも思える漫才を披露したウエストランドですが、見事優勝を手にします。
しかし、同コンビは井口さんのツッコミが異常に長い芸風ということも影響しているのか、審査員を務めた山田邦子さんから「あなたたちは決勝進出したコンビの中で仲が悪いと見ました」と指摘するほど、ステージ上での2人の様子はギクシャクしたもの。
お題を振るだけでほぼ喋らない河本さんに対し、一瞥するような視線を向ける他、優勝トロフィーは井口さんが1人でずっと持っており、まるで「1人で勝ち取った感」がそこかしこに漂います。
視聴者らは、その様子を受け
《二人の中に漂うギスギス感》
《相方見下してる感がまじでキツい》
《コンビ仲悪そうなのが残念。相方への毒舌はあまり》
《井口はもっと相方に優しくしてあげて》
《優勝の瞬間をあんなにコンビで分かち合わないのって珍しい》
《なんかモラハラ臭するのが気になる》
《相方を見下してる感じが本当に好きになれないー》
など、コンビ仲を疑い井口さんへの苦言を呈する声が多数書き込まれました。
実は仲良し?コンビ仲が悪く見えたのは漫才の特性ゆえ?
今回、ネットに不仲説が書き込まれたウエストランドのお二人。
笑える「悪口」という切り口で攻めたものの、「コンビ仲」という思わぬ矢が放たれネットでは物議を醸しています。
実際の2人の仲ですが、お二人は岡山県で中学・高校が同級生というとても長い付き合い。
結成は2008年で、2014年に放送終了した『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系列)に出演したこともあるほどの実力を持っており、今年の出場がラストチャンスでした。
2020年には同グランプリで決勝進出したことで、一気に知名度が上がりましたが、話上手の井口さんはピンの仕事が増加したことに対し、河本さんの芸人としての月収は2万円ほどと比率で言うと9倍以上もの開きがあっったことを明かしています。
それでもギャラは折半し続けていることは、一部ファンには有名なエピソードとして伝わっており、テレビ画面越しに見る井口さんのつっけんどんな態度は決して真の姿ではないよう。
河本さんは2020年のM-1グランプリ決勝という「ここ一番」で緊張から7回も噛んでしまい、10組中9位という結果に終わりました。
井口さんからは大いに不満をぶつけられ、河本さんも反省しきりだった様子。
その後、河本さんは井口さんの邪魔だけはしてはならないと強く思い、「何もしない相方」に徹してきましたが、今回は予想を大きく上回り、喋る割合は半々とまではいかなくても井口さんが七に対して3程を噛むことなく発していました。
それだけ2人でこの晴れ舞台に向け猛練習を重ねたのでしょう。
「悪口漫才」という少しクセの強い漫才だっただけに、その一挙手一投足に注目されてしまったのかもしれません。
優勝から一夜明け、M-1優勝特需で睡眠不足の生活が続くことが予想されるウエストランド。
きっと、怒涛のスケジュールも長年共に過ごしてきた「阿吽の呼吸」で乗り切っていくことでしょう。
(文:Quick Timez編集部)