文:Quick Timez 編集部

明石家さんま「全部100点満点でいいなら出る」M-1審査員の難しさ語る

明石家さんま
画像:時事

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10日に放送された「ヤングタウン 土曜日」(MBSラジオ)。

お笑いタレントの明石家さんまさんが出演し、「M-1グランプリ 2022」の審査員問題について私見を述べました。

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明石家さんま「全部100点満点でいいなら出る」M-1審査員の難しさ語る

10日に放送された「ヤングタウン 土曜日」(MBSラジオ)。

リスナーから届いたメールを読み上げますが「さんまさん自身は『審査はしない』と言われてますが、ほかにM-1審査員の適任者は誰だと思いますか?」という質問が寄せられた今回。

さんまさんは「適任?適任者はいないと思いますよ。こういうコンテストで、人生が変わってしまったりもするような点数を付けるとなると」と即答し、審査員を務めることで相手の人生が180度変わってしまうことへの難しさを語りました。

続けて「『あれ全部100点満点でいいなら出るよ』とは言うてるんです。俺が全員に100点を出すというのでよければ『出てもええよ』というのは言うてあるんですけども」と明かし「それで違いを付けさせたり、人の笑いに口出すほど俺は力はないというのは分かってるから」と、ことあるごとに「審査はしない」というスタンスであることを明言しました。

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明石家さんま、山田邦子とは『ひょうきん族』で共演し頂点を極めた仲

「審査はしない」という確固としたスタンスがありながらも、お笑いの賞レースについては全て目を通しているさんまさん。

今年の「R-1グランプリ」の優勝と準優勝が、わずか1票差という結果が出たことを引き合いに、「(もし自分が審査員なら)もうどうしていいか分からない。困る」と困惑する気持ちを率直に語りました。

その上で「適任者は、なあ…」と、それさえも困惑しきり。

「名前があるベテランの方がええからね。誰になんのやろ? みんな気を使いながらやってるとは思いますけどもね」、「もう大ベテランでいいんじゃないですか。キャリアあればある方がいいと思いますよ」と私見を述べました。

今回の「M-1グランプリ2022」には、既にご存知の方も多いと思いますが、山田邦子さんが初選出。

既に芸能活動40年を超える大ベテランで実力は申し分ありません。

明石家さんまさんとも『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系列・1981~1989)内で共演しており、漫才ブームの勢いの拍車をかけ一時代を築いた仲。

今回の放送では、まだ山田さんが審査員になったという情報解禁はされていなかったため、山田さんへの激励は特にありませんでしたが、いまだに現役で舞台に立ちピン芸人として頂点を極めてもまだなお、お笑いへの渇望が感じられるだけに、エールを送っていることでしょう。

お笑いの大御所でありながら「笑いは順位をつけるものではない」、「笑いはそれぞれの価値観や」という信念から「審査員はしない」と断言するさんまさんらしい、深い話となりました。

(文:Quick Timez編集部)