画像:時事
先日、埼玉県の自民党県議団が県議会へ「エスカレーターでは追い越さない」という条例案が提出されたことを19日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が特集。
全国で初めての条例案に、番組コメンテーターのノンフィクション作家・吉永みち子氏が持論を述べました。
すると番組MCの羽鳥慎一アナウンサーがあるコメントをポツリ。
しかし羽鳥アナの一言に視聴者からは「セクハラだ」との指摘が殺到する事態に発展しました。
羽鳥慎一、吉永みち子へ「ババアですか?」
19日、埼玉県の自民党県議団が県議会へ「エスカレーターでは追い越してはいけない」という条例案を提出したことを「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、番組コメンテーターのノンフィクション作家・吉永みち子氏が自身の経験を交えてコメントを述べました。
「エスカレーターは非常に危ない。ケガをされる方が一人でも減ることが重要」と、全国で初めて「エスカレーター追い越し禁止令」を考案した自民党埼玉県議団。
同団体の条例案提出に合わせて全国でも年間1000件近くもエスカレーターを起因とする事故が発生していることが同番組で紹介されると、吉永氏は「ハッキリしてくれという思いはある。曖昧なルールのままスタートしたから、地域のよって慣習がある。大阪だと右側に止まるでしょう?」と、今回の条例案を支持。
そして、「エスカレーターが出回ったころには『右側はお急ぎの方のためにお空けください』というアナウンスをずいぶん聞いているんですよ」と、全国で明文化されていないメッセージが浸透していることを指摘して「これを危険ですというのであれば徹底的してほしい」と述べました。
さらに、件の条例案を支持する背景に「私なんかは右側に止まっていたいんですけど、止まってるとすごく後ろからせっつかれるんですよ。エスカレーターに乗る時は行列ができてる左に並ぶんです」と実体験に触れると、「私一回、右側に止まってたら『歩けよババア』って言われて非常にムカついたことがありました」と見知らぬ人物から罵倒を受けたことを明らかに。
すると、吉永氏のコメントに疑問を抱いた番組MCの羽鳥慎一アナウンサーがポツリ。
「それは『歩けよ』にムカついたんですか?『ババア』にムカついたんですか?」と問いかけると、「…ババアの方ですかね?」と吉永氏は回答し、スタジオは笑いに包まれました。
「ババアですか?」の一言に「セクハラだ」の声
エスカレーターで「歩けよババア」と罵倒された吉永みち子氏に対し、「ババアにムカついたんですか?」と尋ねた羽鳥慎一アナウンサー。
軽いジョークにスタジオから笑い声が上がりましたが、一方で番組を観ていた視聴者は羽鳥アナの一言に不快感をあらわにしたようで、
「羽鳥さん、それはセクハラでは…?」
「それはさすがに言っちゃいけないでしょうよ」
「羽鳥さん、吉永さんといくら親しいと言っても『ババアにムカついたんですか?』というのはないよ。謝罪が必要です」
「問題発言です。羽鳥慎一は反省が必要です」
「歩けよも、ババアもどっちもダメ。羽鳥さんの今のツッコミは違う」
「そんなのわざわざ確認しなくても良くない?」
などと、羽鳥アナの指摘に批判が集中しました。
女性蔑視など性差別が話題になっている昨今。
羽鳥アナの一言は不用意な一言でした。
(文:有馬翔平)