画像:時事
来月下旬から国内でも接種が開始される見通しの新型コロナウィルスワクチンについて特集を組んだ22日の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)。
その放送中、番組MCの宮根誠司アナウンサーがワクチンを接種する医療受持者について持論を述べました。
しかし、宮根アナの発言に視聴者からは多くの反発が寄せられています。
宮根誠司、新型コロナワクチン接種へ疑問「看護学生でもできる?」
22日、来月下旬から国内でも接種が開始される見通しが強い新型コロナウィルスワクチンについて特集を組んだ「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、番組MCの宮根誠司アナウンサーがワクチンを接種する医療従事者について持論を述べました。
昨年末、イギリスから始まり今ではEU各国やアメリカ、中国で接種が開始されている新型コロナワクチン。
日本では来月下旬の接種に向けて今週には行政改革相・河野太郎氏がワクチン担当相に就任することが公表、ファイザー社から1億4000万本ものワクチンが順次、日本国内に輸送されてくるなど接種に向けた動きが加速してきました。
この日、同番組はワクチン接種が混乱なく行われるか否かという議題。
政府の発表では医療従事者、65歳以上の高齢者、介護施設関係者などおよそ5000万人を対象に3月末までの接種を想定していますが、宮根アナは特に3600万人いるとされる「65歳以上の高齢者」へスムーズな接種が可能か懐疑心を抱いているよう。
「医療従事者が足りなくなると思いますが、注射を打てる人というのは看護学校に通われている方でもできるもんなんですか?」
ワクチン接種が可能な人材が不足することを懸念した宮根アナ。
するとこの宮根アナの疑問に専門家は「普通のインフルエンザみたいなワクチンとは違いますので、できなくはないと思いますが、基本は医師また看護師になると思います」と回答。
この専門家の言葉に宮根アナは驚いたような表情。
「イギリスのワクチンの接種を観ているとね、腕出してプスッと打っているから、意外と簡単なんだなって思ってたけどそうじゃないんですね」と、簡単にワクチン接種ができると考えていたことを告白。
「筋肉注射なので少し深くまで刺さないといけないとか、コツがいるとは思います」と重ね重ね専門家からの説明を受けていました。
宮根誠司、ワクチン接種への「簡単そう」発言に看護学生ら激怒
新型コロナウィルスのワクチン接種に対し、看護学生の動員について疑問を口にした宮根誠司アナウンサー。
しかし「簡単にできそう」と宮根アナが発言したことに、番組を観ていた視聴者は激怒。
「は?今、宮根からバカにされたような気がしたんだけど?注射が簡単そう?んなわけねえから」
「宮根の発言は『アナウンサーは日本語をしゃべれればいいから小学生でもできる』並みかそれ以上の侮辱です」
「国家資格なめんな!おまえが実験台になるのか?」
「プロの医師でも看護師でも注射されると腕しびれるよ?そんなんなのに看護学生にやらせる?バカなの?」
「誰でもできるみたいな発言は本当にひどい!勉強してから出直してきてください!」
「注射そんな簡単にできないから…できたら資格とかいらないから。なんか看護師が簡単な仕事だと思われるからああいう発言はやめてほしいんだけどな」
「筋肉注射は角度も部位も決まってて神経損傷とかもあるそんなに簡単じゃない。無知すぎて呆れたわ…」
などと、看護師、看護学生も含めて多くの批判が殺到しました。
これはでも多くの批判を集めてきた看護学生動員発言。
しかし、それにもかかわらず再びテレビ放送の場で看護学生動員の話題を出してしまうということは、勉強不足を指摘されても仕方がないのでしょう。
(文:有馬翔平)