画像:時事
2,3日にかけて行われた第96回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝)が話題に上った4日の「ひるおび!」(TBS系)。
その放送中、番組MCの恵俊彰さんが再三にわたる自粛要請を無視して集まった観衆へコメントを発信しました。
恵さんのコメントに視聴者からも賛同が。
「その通り」、「情けない」などとコメントが相次いだ、恵さんの言葉とは一体どのようなものだったのでしょうか。
恵俊彰、沿道応援に猛クレーム…箱根駅伝での異常な光景に「出てましたね」と苦言をチクリ
4日、新年になっても収まらない新型コロナウィルスの流行拡大で、首都圏の自治体が緊急事態宣言を政府に要請したことを報じた「ひるおび!」(TBS系)で、番組MCの恵俊彰さんが昨日まで行われていた箱根駅伝の観衆に苦言を呈しました。
2,3日と例年通りに開催された第96回箱根駅伝。
往路でトップの創価大学と2分差で3位だった駒澤大学が驚異の追い上げを見せ、最終10区で逆転、そのまま総合優勝を成し遂げるという、新型コロナで世相が変化した直後の大会は箱根駅伝史上に残る大会となりました。
しかし、競技は例年通りに開催できた一方、出場大学の在校生には沿道での応援は許されず寮、自宅からの応援となるなど全てが例年通りとはいかなかった今大会。
ただその中で、沿道での一般応援も自粛が要請されていたにもかかわらず、多くの人の姿が中継カメラを通して確認されてしまいSNSを中心に批判が巻き起こりました。
箱根駅伝の主なルートがあった神奈川県を含む1都3県に緊急事態宣言が発令されることが判明したこの日、「昨日箱根駅伝を観ていてランナーが東京に戻ってくると、やっぱり東京の皆さんは出ているなって」と恵さんは沿道に集まった観衆を引き合い出し、要請では全く人の出を抑制不可能だということを指摘。
そして、番組コメンテーターである八代英輝弁護士も恵さんの意見に頷き、「熱心なファンもいるのでしょうけども相当密な状況でしたから。ですからこれが要請、要望の限界なのかなって見せる場面でもありましたね」と、箱根駅伝での観衆の様子が一般市民の中にある「要請・要望」の効果を表したと皮肉を述べていました。
恵俊彰、箱根駅伝での沿道応援にチクリ…苦言に視聴者「その通り」、「本当に情けない」
一向に止まる気配がない新型コロナウィルスの感染拡大について、箱根駅伝での沿道応援を引っ張り出し苦言を呈した恵俊彰さん。
その内容に、番組を観いていた視聴者からは恵さんの言葉に共感を示す声が。
「恵さんの言う通り、昨日は密でしたね」
「選手の家族が我慢しているのに赤の他人が観戦。納得がいかない情けない」
「近く通ったけど、人多すぎて密だった。自分は大丈夫って危機感ないヤツが多すぎる」
「もうグダグダだね」
などと、視聴者からのコメントが多く集まりました。
しかしその一方で、
「大体的に放送したテレビ側にも問題がある」
「ノーマスクで出演しているマスコミなんかにとやかく言われたくない」
「人の振り見て我が振り直せ」
「甲子園だって中止だったんだ。箱根駅伝だって中止にできたはずだろう」
と、報道各社にも問題があったとの指摘も。
結果的に人が集まり物議をかもすこととなってしまった今回の箱根駅伝。
ドーム、スタジアムでの競技は無観客という対応が可能なものの、公道を使用する競技の対策は一歩出遅れているようです。
(文:有馬翔平)