旧ジャニーズ事務所の新会社「SMILE-UP.」の社長に、福田淳氏が就任する方向で固まったことが明らかになりました。
福田氏は2017年に「株式会社スピーディ」を設立。女優・のんさん(能年玲奈)とエージェント契約を結び、のんさんをはじめ、主に芸能人や有名人の出演契約の整理と管理を行っています。
ここでは福田氏の経歴や学歴などのプロフィール、「SMILE-UP.」社長就任の理由や経緯についてご紹介します。
福田淳のプロフィール
名前:福田淳(ふくだあつし)
生年月日:1965年7月26日(58歳)
出身地:大阪府高槻市
職業:実業家、コンサル会社社長
活動期間:1988年~
事務所:株式会社スピーディ
最終学歴:日本大学芸術学部卒業
福田氏は大学を卒業後、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントに入社し、衛星放送「アニマックス」「AXN」などの立ち上げに携わります。
そして、2007年にソニー・デジタルエンタテインメントを創業し、初代社長に就任。
さらには、2017年に株式会社スピーディを設立し、ブランドコンサルタントとして活動しています。
スピーディはエージェント業、アートギャラリーの運営、出版業など多岐にわたるビジネスを手がける会社。
女優・のんさん(本名:能年玲奈)ともエージェント契約を結んでおり、のんさんをはじめ、主に芸能人や有名人の出演契約の整理や管理を行っています。
また、福田氏は実業家だけでなく、各省庁の有識者委員として参加しています。
2005年:文化庁「コンテンツ評価・ビジネスモデルに関する調査研究会」委員
2006年:経済産業省「ITによる『情報大航海時代』の情報利用を考える研究会 『次世代知的情報アクセス』に関するビジョンと技術を考える分科会」委員
2009年:総務省「メディア・ソフト研究会」委員
2018年:金沢工業大学 コンテンツ&テクノロジー融合研究所客員教授、横浜美術大学 客員教授
福田氏はこのほかにも、金沢工業大学や横浜美術大学の客員教授などを歴任しています。
福田氏が「SMILE-UP.」の社長になる3つの理由とは
①のんさんのプロデュースが評価されているから
福田氏とのんさんは2016年にエージェント契約を結びました。
当時、のんさんは大手芸能事務所「レプロ」から本名も使えずテレビにも出られない状況に陥っていました。
福田氏はそのような状況下で、のんさんに自分で仕事を選ぶ権利や自由を与えることを約束しました。
以来、福田氏はのんさんのマネジメントやプロデュースを行っており、映画やドラマなどで活躍する彼女を支えています。
二人は信頼関係が築かれており、InstagramやXなどで互いに称賛したり励ましたりする姿が見られます。
②メディアやエンタメ業界で豊富な経験と実績
福田氏は、「SMILE-UP.」所属タレントたちとも親交があり、彼らからも信頼を得ているそうです。
特に、東山紀之さんや元SMAPの香取慎吾さんとは親しい関係であり、仕事上でも協力してきました。
福田氏は、タレントたちの意見や要望を尊重し、彼らの才能を最大限に引き出すことができるでしょう。
③芸能界の変革者として、日本のエンタメをけん引していくビジョンがあるから
テレビ局の手法や芸能界の古い体質を批判し、新しい形のエンタメを提供することに意欲的です。
「福田淳氏であれば、旧態依然とした現状を変えられる」と言われるほど、福田氏に期待する声は大きい模様。
福田氏は、アーティストがひとつの事務所に最後まで所属する、という日本の常識に疑問を呈し、早くからスピーディー社で「ハリウッド式のエージェント業務」を行ってきました。
メディアのインタビューで福田氏は、芸能界の変革を訴え、旧ジャニーズ事務所が立ち上げる会社について「負の遺産を引き継がないで、日本のエンタメをけん引していってほしい」と話しています。
(文:Quick Timez 編集部)