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先日、国連総会でSDGsに関するスピーチを発表した韓国の人気アーティスト「BTS」について議論を交わした21日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
その放送中、日本の芸能界から政治的、人権的メッセージを発信するタレントが現れない理由についてお笑い芸人・小籔千豊さんが持論を述べました。
小籔千豊、芸能人の政治的メッセージ発信に持論
21日、国連総会でスピーチを公表した韓国の人気アーティスト「BTS」を特集した「ABEMA Prime」(AbemaTV)。
日本国内から政治や人権に関するメッセージを発信するタレントが出現しないことについて、MCの小籔千豊さんが持論を述べました。
大統領特別使節に韓国政府から任命され今回の国連総会に臨んだBTSに対し、この日「なぜ日本からは政治的なメッセージを発信するアーティストだったり、人権敵なメッセージを発信する芸能人が出てこないのだろう」という疑問が出演者から噴出した同番組。
すると、小籔さんは「政治的なTwitterをしている芸能人、古今東西ポンポンってやったら結構出てきますよ。実は言うてるんですよみんな」とコメント。
「それがたいしてBTSほど売れてないからですね」と定着しないに苦笑を漏らしました。
また、小籔さんは「10年くらい前に『大阪市長選挙ありますよみんなな行きましょう』って、新幹線からTwitterやったんですよ」と自身も政治的メッセージを発信した経験をがあると告白。
「15分から30分してから見たら通知がブワーッて来てて、『8時まででしたね。助かりました。今から行ってきます』という好意的なものもあれば、『おまえみたいなしょうもない人間が投票行け言ったらおまえのアホなファンも政治に行くやろ。』ってお叱りも受けた」と内容を口に。
「僕、誰に入れろとか言ったわけじゃないじゃないですか。」とした上で、「僕、これでだいぶ抑えました。15年前、テレビでむちゃくちゃ言ってましたからね」とも。
そして、「だから抹殺していく人もいるのは事実です」と指摘した小籔さん。
「違ったら『言うな!』の挙句、他の仕事の時も『あいつはスベってる』『テレビに出るな』でずっと粘着の様にきますね」と執拗な攻撃を受けた事実をほのめかすと、「そりゃ言えへんようになるやろ、普通だったらね」とコメントしました。
「真っ当」共感の声広がる
日本の芸能界から政治的メッセージを発信するタレントが出現しない背景についてコメントした小籔千豊さん。
その後、お笑い芸人が政治的メッセージを発信することについて「政治的なこと言うのはこの番組やらせていただいてアレですけどマイナスでしかない」、「芸人として賢いと思われたら思いっきりマイナスなんですよ」とも発言。
すると視聴者からは、「真っ当な意見。これ大事な話だと思う」などと、小籔さんのコメントを理解する声が。
その後、「僕がBTSぐらい売れてるとすれば何言うても、何億人かのファンはワーッてなるから文句言う方はシュンとする」とスタジオを笑わせた小籔さん。
ただ、日本からメッセージを発信できるタレントの出現はまだまだ先のことなのかもしれません。
(文:有馬翔平)