画像:AFP=時事
来月15日に最終回を迎える朝ドラ「おちょやん」(NHK総合)。
最終回を目前に30日の放送では同ドラマ最大の伏線を回収し、多くの朝ドラファンの涙を誘いました。
しかしその放送では、ドラマのストーリー以上に注目されたある出来事が。
朝ドラ『おちょやん』、最大の伏線回収にファンの涙腺崩壊
来月に最終回を迎えることでストーリーが最高潮を迎えつつある「おちょやん」(NHK総合)で30日、ファン最大の謎だった伏線が回収されました。
この日、花車当郎(ドランクドラゴン塚地さん)からスカウトされていたラジオドラマ出演にようやく首を縦に振った千代(杉咲花さん)。
すると、ようやく女優再起の一歩を踏み出そうと決意した千代の前に、継母である栗子(宮澤エマさん)が花籠を置いたのでした。
これまでも千代が舞台に出演する度に贈られてきた差出人不明の花籠。
その贈り主の正体がここに来て栗子だということが判明し、さらに女優として再起の道が開いたことに「嬉しゅうて…嬉しゅうて涙が止まらんかった」、「やっぱり嬉しい。もういっぺん役者やるて言うて」と栗子は喜んだのでした。
そして、「あてはあんたのお芝居が大好きなんや」、「千代、きばってや。あんたのこと応援してるさかい」と栗子の言葉に涙をこぼす千代の姿が映し出されると、
「鳥肌立った…」
「これはもう1回最初から観たくなる」
「千代ちゃん…良かった良かったよ」
などと、多くも朝ドラファンも涙腺を刺激されたのでした。
ベテラン女優を雑な扱い?「天海さんで遊ぶな」
作中最大の伏線を回収して朝ドラファンの涙腺を崩壊させた30日の「おちょやん」。
しかし、この日の放送ではストーリー以上に盛り上がった箇所が。
「千代が抜擢されたラジオドラマの役は本来、『箕輪悦子』という戦後直後の女優が演じるはずでした。今週月曜日の放送ではその事実と箕輪悦子のポスターが放送の中に登場したのですが、箕輪悦子を演じたのはあの天海祐希さんだったのです」(テレビウォッチャー)
昭和の大女優「箕輪悦子」を演じた天海祐希さん、しかしベテラン女優の起用は意外な形で幕を降ろしたと言います。
「ただ30日の放送で、千代が正式にオファーを受け入れたため箕輪悦子の出演は白紙に。すると天海さんの残念そうな表情が静止画で映ったのみで終了。結局、天海さんは朝ドラに登場するもポスターと静止画という声も動きもない形で終了となってしまいました」(同氏)
するとこの放送時間にしてものの数十秒足らずと、ベテラン女優の贅沢な出演に、
「天海さんで遊ぶな」
「天海祐希さんはあの静止画2枚の出演で終わりなのか」
「ほんまに『天海祐希の贅沢な使い方』やね」
などと、朝ドラファンが反応し、SNSではたちまち「天海祐希さん」というワードがトレンドトップに躍り出る事態となったのでした。
声を一言も発さずに出番が終わったと思われる天海さん。
大物の斬新な起用の仕方に注目が集まったようです。
(文:有馬翔平)