画像:時事
25日にラジオ放送された「小倉唯のyui*room」(文化放送)。
声優の小倉唯さんの200回記念放送でまさかの事件が発生しました。
それは小倉さんが放送中に放送禁止用語を発してしまったというもの。
即座にディレクターからNGが出るなど、生放送ならではのハプニングにリスナーからは様々な反応が寄せられました。
一体、どのような放送内容だったのでしょうか。
ラジオの生放送で放送事故!声優の小倉唯がまさかの放送禁止用語
25日にラジオ放送された「小倉唯のyui*room」(文化放送)。
声優・小倉唯さんがナビゲートする自身の冠番組200回記念放送で、まさかの事件が発生しました。
番組内で「ブリンちゃん」と呼ばれるクリアスライムに触れ「お豆腐みたい!」と大興奮の小倉さんでしたが、直後に破裂。
小倉さんが出先で録音した音を効果音として編集したSEを使用し、残念さを表現します。
小倉さんは自身のSEを「汚らしくて」と表現し、その後「ちょっと〇〇……ぁ、今のはダメらしい……!」とまさかの放送禁止用語を発し、直後にディレクターからNGを言い渡されたような素振りのナビゲートをします。
その後、「よろしくない感じの怪しいSEで、発した言葉もダメだったみたい」と苦し紛れに番組を進行させる小倉さん。
リスナーからは
《放送禁止用語言っちゃったよ》
《まさか放送禁止用語言いそうになるとは。笑えない》
《おー、放送禁止ワード……。逆に生放送らしくていいよね》
《小倉唯さん、普通に生放送で放送禁止用語言ってて草》
《生放送は危ないねえ…》
《小倉唯さんみたいな10代から業界にいる方が、まさか本人の番組で放送禁止用語を発するとは思わん》
《メディアが勝手に決めた禁止用語なんだから局に謝ればいいんであって視聴者は関係ない》
《日常的に使ってんのかな?》
《ネットスラングに毒されすぎるとうっかり口滑らすんよな。距離の取り方ぐらいはわきまえるべき》
など、放送禁止用語を発した小倉さんに生放送ならではのハプニングを楽しむリスナーや、小倉さんの普段の言葉遣いを連想したリスナーからの書き込みが相次ぎました。
行き過ぎた言葉狩りの行く末は!?
放送禁止用語の定義は実はありません。
電波法などの法律とも無関係で、放送事業者の自主規制による産物です。
ではどのように決まるのかというと、リスナーや視聴者などから届いたクレームにより定められ、「放送禁止用語」「放送自粛用語」として扱われるのだとか。
もちろん、個の尊厳や人権を著しく攻撃あるいは卑下するような言葉や肉体的・精神的な侮蔑の言葉は論外ですが、近年では職業差別用語が随分と配慮されるようになってきました。
例えば、「ブラインドタッチ」「トルコ風呂」などは様々な団体からの抗議で自粛されたものであると言われ、今ではまず耳にする機会がありません。
他にも、2000年代初頭までは一般的に使用されていた「看護婦」「保母」などは今では男性も従事している、男女雇用均等法に抵触するなどの事由から「看護士」「保育士」など言い換えられるようになりました。
しかし最近では、声さえ上げればなんでも受け入れられることが影響しているのか、放送上、自粛しなくてはならない言葉が右肩上がりで増え続けています。
例えば「標準語」や「老人」、「頑張れ」などが該当します。
日本の首都・東京で使われる言葉を意味する「標準語」ですが、標準語が日本の「共通語」と意味する事から、「なんでも東京基準なのか」「地方都市は標準ではないのか」など地方の視聴者からの苦情が増えてきているそう。
高齢者からは、老いているのは失礼として「老人」という言葉にも苦情が多い昨今。
目に見えないプレッシャーに怯えるため「頑張れ」も禁句だとか。
教科書に掲載されるほどの文学作品にも多数使われている放送禁止用語。
広辞苑にも記載されている言葉まで刃を向けるのは少し考えものかもしれません。
(文:Quick Timez編集部)